イギリスの伝統料理を名店で味わう | イギリス

ドーバーソールのムニエルも絶品

　「イギリスは食事が不味い」という都市伝説がいまだに日本では信じられているようですが、コレは全くのウソです。20年以上前までは、お隣フランスやイタリアに比べるとイマイチといったところはありましたが、ここ最近は目覚ましい発展を遂げています。もちろん、全ての美味しいレストランが、ここ20年の間にできたわけではなく、歴史ある名店の数々もあります。今回は、そんなロンドンの美味しい名店をご紹介したいと思います。

　イギリスに来たら、やっぱり美味しい伝統的なイギリス料理をいただきたいですよね。紳士服店が立ち並ぶジャーミン・ストリートにある「ウィルトンズ」は1742年より、正統派英国料理を提供するお店。お肉料理だけでなく、シーフード料理のクオリティの高さにも定評があります。

　古くから様々な著名人にも愛されている名店で、今でも有名人や政治家たちを見かけることがあります。お店のドレスコードはスマートカジュアル。ダンディな店内は、紳士なスタイルがよく似合います。

　気になるメニューですが、やはり人気メニューはイギリス料理の定番メニューでもあるチーズスフレやジヴィエのロースト、ビーフウェリントンの他、オイスターや子羊のモツなど。私のお気に入りは、カニとアヴォカドのサラダ、そしてドーバーソールのムニエル、レモンソールのグリルなどのお魚料理です。

　お料理はどれも、凝ったものではありませんが、安定の美味しさでシェフの腕前も確かです。イギリスに来て、「きちんとした英国料理が食べたい」とお考えでしたら、ぜひウィルトンズに足を運んでみてはいかがでしょうか。