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ハンプトンコート宮殿 息抜きにいい観光

ハンプトンコート宮殿 息抜きにいい観光
メインエントランス
ロンドンウォータールー駅からSouthwest Trainでたったの30分、ハンプトンコート宮殿は駅の目の前にあります。日帰りの旅や、ロンドンからのちょっとした息抜きに丁度いい観光スポットです。
そもそもハンプトンコート宮殿は1500年代にルネサンス期の枢機卿の宮殿をイメージして建てられた宮殿で建物やお庭の設計も左右対称になっています。かの有名なヘンリー8世もこの宮殿に住んでいました。ヘンリー8世はテューダー朝のイングランド王で逸話の多い人物です。とても博識高く、5ヶ国語を操っていたり、また文武両道でダンスやスポーツも得意であったり、グルメな王様であったりした様です。でも、なによりも、ヘンリー8世と言えば、沢山の奥さんがいたことで有名です。最初の奥さん(キャサリン・オブ・アラゴン)との20年もの結婚生活を終えた後(二人の間には、”ブラディーメアリー”で有名はメアリー1世がいます)、少し前にハリウッドでも映画になった「ブーリン家の姉妹」でも有名なアン・ブーリンとすぐに再婚し、しかし、2年後には王への反逆罪などで離婚、死刑判決を言い渡し、その後アン・ブーリンの死刑翌日にジェーン・シーモアとの婚約を発表。エドワード6世をもうけた後、アン・オブ・クレーブズと約半年だけ結婚し、その次にはキャサリン・ハワードとの2年に満たない結婚生活を終え、55歳で死去するまでの3年弱を、同じく博識高く教養の深いキャサリン・パーと過ごしました。

ハンプトンコート宮殿 息抜きにいい観光
燭台の光るダイニングルーム
ハンプトンコート宮殿はベルサイユ宮殿などと比べるととても小さくこじんまりとしています。メインエントランスから門をくぐって入っていくと右手に小さな噴水のレプリカがあります。ヘンリー8世が住んでいたときにはこの噴水からワインが流れていたそうです。宮殿の右側には美術コレクションとヘンリー8世の歴史などがあり、真ん中あたりが、ヘンリー8世の住処の展示、そして、左側には毎日600人もの人を朝晩2回養っていた大きなキッチン、ワインセラー、チャペルなどがあります。中でも、ヘンリー8世のマンションはヨーロッパの宮殿らしく、小さい部屋がいくつもつながっているスタイルで見ていて色々な想像を掻き立てます。また、有名なテューダーキッチンはとても大きく、実際に当時の衣装を着た人達が料理のデモンストレーションも行っています。
ハンプトンコート宮殿 息抜きにいい観光
テューダーキッチンの様子
また中門をくぐって噴水のある広場を抜けると、広いお庭に出ます。夏の間にはフラワーショーが行われている、とてもきれいに整備されたお庭で、隅の方には生垣で作られた迷路もあります。以前はヨーロッパ1の大きさを誇っていたそうですが、行ってみたら思ったよりとても小さく、迷路も迷うことなく5分弱で出れてしまいました。以前はもっと込み入った迷路にしていたところ、学校の遠足などで来ている子供達の迷子が続出したため、数年前にもっとシンプルな現在の迷路に変更されたようです。
また、迷路を抜けてすぐ横の門から宮殿を出たところに、The Kings Armsというパブがあり、そこのパブフードは近所でもおいしいと評判なようです。300年も続いているこのパブはとても趣があり、夜になると暖炉に火をつけていたりして、とても雰囲気があります。

ロンドンからたったの30分で来られるお手軽な息抜き、これから暖かくなってくるので、週末にはハンプトンコート宮殿に出かけてみてはいかがでしょうか?
2010年04月20日(火) written by Ayako from (イギリス)
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