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英国に喪中はあるか?

ストライキの前日に再渡英してきました。翌日にはブライトンでも6000人規模のストライキがあり、外からは救急車やパトカーのサイレンがずっと聞こえて、いつになく物々しい雰囲気があった気がします。

さて約1か月の日本滞在を終えての再渡英。そもそもは身内の結婚式で帰ったのですが、同時に身内に不幸があり、なかなか気ぜわしい滞在となりました。英国に戻ってふと気が付けばクリスマスカード(私にとっては年賀状を兼ねる)を出す時期になっており、そこでふと「喪中」と言う言葉が頭に浮かびました。

日本では「喪中」というものがあり、この期間は故人の冥福を祈り、また派手な行動や慶事を慎みます。お年賀なども控え、つまり「喪」に服します。ではここ英国ではどうかと言いますと、日本の年始と同じくらい重要であろう行事クリスマスと誰かの死を悼むことは直結しないと言う考えのようで、あくまでもクリスマスはキリスト教の行事であり、それを祝うことを慎むこととは全く別問題とのこと。

下記のサイトでは英語圏の喪中に関する疑問がわかります。
eigoTown.com
http://www.eigotown.com/culture/special/ceremonial/ceremonial_p1.shtml

こちらの記事によれば英国では火葬が多いということですが、BBCの記事にも(http://news.bbc.co.uk/1/hi/magazine/7963119.stm)、20世紀初頭に議会で火葬に関する法案が可決されてから、2007年の時点で火葬率が72%まで上がっていたとあり、なんとなく宗教などの伝統もそのまま固持していそうな英国がここまで風習自体を変えていたことに驚かされます。

クリスマスカードですが、結局、年を越して寒中見舞い(Seasonal greetingのカードで代用)で出すことにしました。1年に一度は腰を据えて、友人の顔を思い描きながらカードを認めることは、私にとってはとても大切なこと。喪に服しつつ、今あるご縁にも感謝しながら、この「年行事」に取り掛かりたいと思います。


2011年12月06日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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