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「The Gathering 2009」

 「The Gathering 2009」

7月24日〜26日にかけて、エディンバラではクラン(氏族)に関連するイベントが開催されたのですが、私もエディンバラ城での「The Gathering 2009」のショーを観にいってきました。

このイベントに来場した約7千人もの観客の多くは、いまやスコットランドやイングランドを始め、アメリカ、カナダ、オーストリア、ニュージーランドなど世界各地に散らばったクランの子孫たち。それぞれのクラン・ファミリーがクラン・タータン(氏族によりタータンの色が違う)をあしらったキルトやドレス、ネクタイ、スカーフを身に付け、会場はまるでタータンのファッション・ショーのようで、それを見ているだけでも楽しいイベントでした。

正装では通常、白いブラウスやジャケットなどと合わせて着ますが、Tシャツやジャンパーなど現代の洋服にも合ってしまうのが、タータンの不思議なところ。だから若い世代にも好んで着られているのでしょうね。

 「The Gathering 2009」

さて、ライトアップされた夜のエディンバラ城を舞台に繰り広げられたのは、スコットランド北西にあるスカイ島出身のあるクラン・ファミリーの7世代に渡って描いた物語劇。スカイ島から強制移住によって、ニュージーランドに移住したそのクラン・ファミリーの様子をスコットランドの歴史的背景やクランの絆の強さなどと共に、強く訴えていました。

世界各地に散らばったスコットランド人は、約9千万人にものぼるそうです。スコットランドを離れて時が流れても、スコットランド出身のクランの誇りを忘れず、スコットランドを訪れたり、結婚式などの冠婚葬祭で必ずクラン・タータンを身に付けたりしている人々の愛国心には、感動すら覚えるものがあります。皆さんもスコットランドを訪れたら、こういった愛国心やクランの誇りを至る所で感じることでしょう。
2009年07月31日(金) written by Miyo from (イギリス)
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