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日本文化 in イギリス - 茶道編

海外にいると何かと日本の文化を紹介する機会に恵まれます。先日も、エディンバラのある美術館で茶道のデモンストレーションのお手伝いをする機会がありました。といっても、茶道の知識がほぼ皆無の私がしたことと言えば、友人の立てたお茶やお茶菓子をお客さんに配ったくらいなのですが。。

茶道をきちんと心得ている友人たちを目にする度に、私も少し茶道を覚えたいと思うようになりました。やはり日本人として日本の文化のことをあまりよく知らないということは、残念なように思えてきたからです。

私は叔母が茶道の先生をしているので、茶道に触れる機会は少なからずあったのですが、きちんと作法を覚える機会がないままそれっきりになってしまいました。今思えば、茶道を学べる身近な環境にいながら、非常にもったいないことをしたなと思います。

さて、イギリスでは禅が「ZEN」と英語になっているくらい、空前の禅ブームです。「GEISHA(芸者)」同様、禅についての多くの本が出ていて、イギリス人が禅についてよく知っていることには驚かされます。今回のイベントに来たお客さんももともと日本に関心のある方が多く、茶道やお茶についてたくさんの質問をされました。ちなみに茶道は「tea ceremony」として親しまれています。

茶道が禅宗の広まりとともに日本に広く浸透していったことは有名な話ですが、茶道と禅は切っても切れない関係にあり、茶道を知れば知るほど禅の精神が込められていることに気づかされます。

茶道で一番大切なことは、「真心を尽くしてお客様をもてなす」ということ。お手前の作法だけでなく、お客様に少しでもおいしいお茶を飲んでもらうという茶道の「おもてなしの心」は、いつの時代にも必要とされるものかもしれません。
2011年09月09日(金) written by Miyo from (イギリス)
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