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コロナ陽性者が出て学年閉鎖 北イングランド

コロナ陽性者が出て学年閉鎖 北イングランド
ラテラルフローテストのキット

 6月も半ば。夏休みを控え、今のうちに色々な雑用を終わらせようとしたとたん、子供の通う学校から『スタッフの中でラテラルフローテスト(*最下説明を参照)をした者が、陽性の反応がありました。あなたの子供の学年の生徒が「濃厚接触者」とあると断定されましたので、PCR検査の正式結果が出るまで自宅隔離をお願いします』と連絡がきました。
そして翌日の昼には、スタッフの方がPCR検査陽性となり、濃厚接触者である子供の学年は学年閉鎖 つまり、自宅待機10日間が始まったのです!
夫も自分も医師である友人は有休をとるなど対応に追われ、他には同じ学校でも、普通に開いている歳の違う学年の子を持つ親は送迎の手配に大慌てでした(学年が違えば、学校は空いているのは、何か不思議な気もしますが)。その日からは家での課題が山のようにオンライン経由で送ってこられ、とにかく大変でした。


 しかし…その翌々日。なんと『子供さんの学年は「濃厚接触ではありません」でした。よって、生活態度などを極端に変える必要はありません。しかし、このまま10日間の隔離を続けてください』と連絡がきたのです!!
この説明はさすがに言葉足らずな気がしましたが、私はもう諦めモード。結局、ここ1年以上のロックダウンの経験を活かし、なんとか乗り切りました。

 今回の経験で少し怖いなと思ったことがあります。それは、親のつくる学年のwhatsappグループで子供のPCR検査の報告がはじまったこと。誰も強制もしてないのですが、1人が投稿しはじめ、一気に皆がPCR検査の会場へいきはじめ、写真などを投稿していました。
結果、半数は投稿していたと思います。確かに陰性であれば安心かもしれませんが、万が一自身の子供が陽性だった場合、そして誰かが陽性だった場合…。どのような感情が芽生えてしまうかはわかりません。SNSの身近なプレッシャーを感じるできごとでした。

 ひとまず、夏休みまであと2週間。北イングランドでは学級・学年閉鎖も多いようで、まだまだ気が抜けません。ワクチン接種が終わって、マスクや手洗いうがいがおざなりになってきている人が多い気がしますが、今こそ気を引き締めて、7月19日の新型コロナにかかる規制の大幅緩和の報道を迎えられたらいいなと願っています。


「ラテラルフローテスト:Lateral Flow Test」新型コロナウイルス感染症のテスト

咽頭をぬぐい、同じ綿棒でさらに鼻腔をぬぐい、それを付属の液につけ、その液体を判定キットに落とすと30分程度で結果がでるもの。
この結果で陽性になるとPCR検査を受ける必要がある。無料で提供されており、郵送で送ってもらえたり、最寄りの取り扱いのある薬局などでも、在庫があればもらえたりできる。私は政府のサイトから頼みました。
ちなみに、製造元は(私には)意外にも中国だそうで、検査キットの検定証のような紙も入っていました。

『Order coronavirus (COVID-19) rapid lateral flow tests』(政府の公式サイト。英語のみ)
https://www.gov.uk/order-coronavirus-rapid-lateral-flow-tests



2021年07月06日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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