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自動運転技術がイギリス経済を救う?

自動運転技術がイギリス経済を救う?
ミルトンキーンズにお目見えした
「self-driving pod」(現地の新聞より)

 AIやIoTという言葉が登場して久しくなりましたが、イギリスでは最近、自動運転技術に関するニュースが話題となっています。
自動運転車の中でも、最も早く普及すると言われているのが、「Self-driving pod」です。自動車というよりも、小型のトラムに近いコロンとした形をしていますが、すでにロンドンのグリニッジで一般市民を対象とする試乗が始まっており、近い将来、ガトウィック空港などでもスタッフの移動手段として使われる予定です。

 交通事故の90%はヒューマンエラーによるものというデータもあり、自動運転技術の普及が交通事故を減らしてくれるかもしれません。また、高齢者や障がい者など、これまで車を運転する機会のなかった人たちも、気軽に利用できるようになるかもしれませんね。もちろん、長年ペーパードライバーで運転に自信がないという人も(笑)。

 ミッドランド地方では、一般道や高速道路でのテスト運転も始まっています。工業地帯の多いミルトンキーンズでは自動運転車を導入することで、自家用車で通勤するオフィスワーカーを50%近く減らす計画も発表されています。

2021年には、イギリスで自動運転車が走る光景があたりまえになるかもしれません。いまイギリス政府や自治体、関連業界が課題として取り組んでいるのが、電気自動車の充電スタンドとその電力不足。ユーザーが帰宅していっせいに車を充電させると、8GWもの電力が必要となる計算となるそうです。ピーク時を避けて充電するとしても、少なくとも3.5GWの電力が必要。風力発電や太陽光発電など再生エネルギーだけでは供給量が十分ではないため、新たに原子力発電所を建設するシナリオも考えられているようです。


 EU離脱後にイギリスが経済的にサバイバルしていくために、この自動運転技術で他のヨーロッパ諸国に先駆けて成功することはイギリスにとっては必要不可欠になりそうです。



2018年05月01日(火) written by Miyo from (イギリス)
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