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イギリスから被災地報道

東北関東大地震に関わる全ての方々へ心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興と日本経済の回復を心より祈っております。

私自身もここロンドンからテレビや新聞から目が離せない日々が続いております。海外にいる日本人の方にとってもとても大変な時期であることは間違いありません。私も自分が日本人であることを再認識する出来事でありました。

地震報道直後からやはり海外にいると情報量がきわめて少なく、世界の情報を発信しているBBCでさえも日本人にとっては情報量が足りなかったと思います。しかし、こちらのニュースも1週間ほどはトップニュースで扱われていました。10日以上経った現在はリビアのニュースがトップニュースになっていますが、もちろん今でも毎日、新しい情報が報道されています。

今回の震災報道を見てもやはり文化の違いというものが顕著に現れていました。日本では、原子力発電所の報道に関してもどこか曖昧な報道が多くみられましたが、こちらのニュースでははっきり言います。例えば、日本の報道であった「煙が確認された」という表現の場合、こちらでは「爆発した」と報道します。どちらが良い悪いということではなく情報を必要としている視聴者にとっては、とてもわかりやすいです。

また、考えさせられた報道としては、こちらのニュースはとても子どもに配慮してます。避難先を取材しておられたイギリスの記者は、教師の人に子どもの心のケアが心配だからインタビューしないでほしいと言われたそうでインタビューなどはせず遠くから撮影されていました。これも少し日英の違いがあります。

やはりイギリスのテレビのすばらしい所は、国際ニュースが多く自国の報道ばかりではないことです。世界の情勢、人権に目を向けていることも事実です。これはもしかすると日本のテレビには足りないことかもしれません。

こちらでも沢山の身近の人たちが、気遣って心配をしてくれてます。中には、英国赤十字や日本の赤十字に寄付をしてくれる人たちもいます。誰もが見過ごすことの出来ない出来事です。こちらの日本人の方もチャリティーイベントや募金活動を行っております。一人一人が少しでも出来ることを行っています。

2011年03月25日(金) written by ジンジャー from (イギリス)
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