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庭先でリンゴを収穫

庭先でリンゴを収穫
いい色に赤くなってきたリンゴたち
冬も近づくスコットランドで、印象に残っている木があります。こちらはちょうど、紅葉が見ごろになっていて、数えあげるときりがないくらい、すばらしい木々がありますが、その中でも私に強い印象があるのはリンゴの木!
エディンバラに住んでいたときに初めてみたのですが、それは観光名所のひとつである、Calton Hill(カールトンヒル)の前を行く道でした。道沿いに“ふいに出てきた”ように生えていたリンゴの木。私は「まさかね・・・」と疑ったくらい“道端リンゴ”が衝撃的でした。エディンバラを離れ、縁があったスコットランドはさらに北に位置するダンディーへ来てみれば、なんと住む所になった家の庭先にリンゴの木が植わっているではありませんか!
春はもちろんまだ何も実がなっておらず「これがリンゴの木」だと言われてもピンときませんでしたが、6月にはかわいい花がたくさん咲き、そして8月になるころには、木に小さくも、たくさんの実がなりました。9月初旬には薄っすらと赤くなっていましたが、かじると渋く、食べきることはできませんでした。

1ヶ月間、ダンディーを離れ、帰ってきてみれば、なんとリンゴはたわわになっており、むしろ鳥たちがつつきに来るせいで、落ちている数も多数。どうやら今は、食べごろを迎えつつあるようです。

庭先でリンゴを収穫
秋雨にしたたるいいリンゴ?
さてここで、何かいわれがあるかもと庭先のリンゴの木について調べてみました。
英国の庭先でリンゴの木を見かけることは、あまり珍しいことではないことがわかり、その理由のひとつは、かつて荘園があった頃にありました。その時代に立てられた家々には、荘園にあった果樹園のリンゴの木が割り当てられるよう区画整理がなされており、それが現在に引き継がれているのです。
またこの歴史の他にも、英国にはNational Apple Day(10月21日、リンゴの日)なるものがあり、各地で収穫イベントが毎年開催されていることがわかりました。(今年は残念ながらすでに終了)
(ウェブサイト参照;http://www.england-in-particular.info/cg/appleday/a-events.html
リンゴの木に、こんなにも歴史と愛着があるなんて思いもしませんでした。

最後に、庭先のリンゴの味の感想を。とっても甘酸っぱく、お店では味わえないほどジューシーで、体に染み入ってくるようなおいしさでした!
2009年10月27日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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