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Cheery Has a Baby !

 だんだん日照時間が短くなっているロンドン、それもそのはず緯度はサハリン並みの高さなので冬の間は4時前に日が暮れて朝もなかなかお日様が昇ってきません。そんな中での楽しみと言えば。。。そう、テレビ!外はすぐに暗くなるので、仕事の後はふわふわ靴下(Primarkで1ポンド)を履いて、テレビの前にアイスクリームとポテチ、あ〜極楽。以前にも少しイギリスのテレビ番組を紹介しましたが、今回はまた新たにおもしろい番組を発見したのでご紹介します。

BBC Three で放送されている、Cherryシリーズが最近わたしの中でヒット中です。チェリー・ヒーリーというイギリスのタレントが毎回違うテーマで7人のイギリス人女子のインタビューをしていく、という番組です。まず、チェリー・ヒーリー自体がチャーミングで年代もちょうど同じくらいだし、ファッションやメイクアップもイギリスのタレントにありがちなオーバーな感じでもなく、普通にスタイルがよいのでふつうのカジュアル服、そして適度に常識のある感じで親近感が持てます。何回も再放送されているようで、わたしもたまたま発見して、それ以来毎回見るようになりました。この番組、何がおもしろいかって毎回登場する7人のイギリス人女子の生活を垣間見れるところです。普段ロンドンに住み、シティーで働き、大体似たようなバックグラウンドの人達と一緒にいるとあまり想像がつかないイギリスのその他の地域に住む大半のイギリス人って実はこういう感じ。。。というのが分かり、とても興味深いです。今まで見たシリーズの4つを簡単に紹介します。

Cherry Goes Drinking: チェリーがイギリス人女子の飲酒事情をレポートします。イギリス人女子は他のヨーロッパの国に比べて1番沢山アルコールを消費している、ということです。確かに、イギリス人の女の子は男の人並みに平気でがんがんお酒を飲んでいるような気がしないでもありません。7人のインタビューした中で一番印象深かったのが、地方都市で20歳ながらにして2人の子供を持つシングルマザーの女の子のエピソードです。彼女とその友達何人かで飲みに行く、といえば超Provocativeな格好でローカルクラブに行き本当にTrashed になるまで(ちなみに英語で酔っ払う、という言い方にも色々段階があり、tipsy: ほろ酔い、pissed: 酔っ払う、wasted/trashed: ぐでぐでに酔っ払う、blacked out: 酔っ払いすぎて意識がなくなる、という段階です)飲み続け、果てには騒ぎすぎてクラブから締め出されてしまいます。たしかに、わたしが20歳くらいの頃と言えばアメリカで大学生活を送っていたので週末ごとにドームのいつものメンバーでクラブに繰り出し、騒いでいましたが、彼女達と普通の女の子の違いは彼女達は度を越す騒ぎかたでそれは友達と楽しむため、というより自分を痛めつけているように見えてしまったことです。チェリーもショックを受けていたみたいでしたが、わたしも見ていて少し悲しくなってしまいました。その他にはティーネイジドリンカー、週末の酔っ払い専用救急車、セレブレーションドリンカー、またグラニーフッド(おばあちゃんドリンカー)など、イギリス人女子の飲酒事情が少しリビールされました。

Cherry Goes Dating: チェリーがイギリスのデーティングシーンをレポートします。中でもちょっとおもしろかったのが、22歳の玉の輿希望女子でした。彼女はイギリスの地方都市からロンドンに3年前に引っ越してきてそれから毎日のようにお金持ちの男の人達とデートに行ったり、バケーションに行ったりしている、ということなのです。たしかに、ブロンドでスタイルもモデル並みによくて愛想のあるとてもかわいい子なのですが、ちょっと笑ってしまったのが、彼女がそのお金持ちの男の人と出会うのに、なんと、Golddigger.com というちょっとジョークのようなウェブサイトを利用していたところです。ゴールドディガー、つまり、日本語だと、玉の輿狙いドットコム?という感じなのですが、そんなウェブサイトがあったとは!とちょっとびっくりしました。そのほかにも、エスターという、Quirky でチャーミングな女の人の恋愛教科書による王子様探し、またSATCのサマンサを地で行くような52歳のフリースピリットな女子(?)、ローカルモールで出会いを期待するかわいいティーネイジャー、などなかなか楽しかったです。

Cherry Gets Married: チェリーが結婚式を挙げることになったので、その他のイギリスの7人の女子の結婚式事情をレポートします。これまたいろんなバックグラウンドの7人の結婚式を紹介していたのですが、盛大にやることで有名なインド人の結婚式とチェリー本人の結婚式がやっぱり印象に残りました。チェリーは、なんと教会の花嫁入場の時に、にタタタターン♪で始まるいつものテーマ曲ではなく、マイケルジャクソンのビリージーンで登場していました!

Cherry Has a Baby: チェリーの出産を7週間まえに控えて、7人の妊婦さんをインタビューしてそれぞれの年代、状況ごとにどうやって妊娠を受け入れて母親としての自覚を養って行っているかをレポートします。イギリスでは出産をメディカルな事としてというよりか、自然現象として扱っているので、妊娠しても食べたいものを食べ、着たいものを着て、みんな自由に過ごしています。NHSを利用すれば全てが無料だし(ただし、病院が混んでたら生んで次の日に退院させられます)、無料と言っても自分で積極的に先生と相談して出産のスタイルを決めることが出来るようです。この回でも自宅で水中出産をするヨガマム、キャリア絶好調の35歳で妊娠を決意した美人キャリアウーマンマム、46歳にしてIVFでやっと妊娠したマム、はたまた15歳で妊娠してしまったティーネイジマム、22歳の敬虔なキリスト教マム、などなど十人十色(七人七色?)の出産スタイルがありました。そしてチェリー自身も最後にかわいい女の子を出産して、とても感動しました。

このチェリーシリーズ、この他にも続きはあるのかな〜?とちょっと期待しているのですが、本当におススメなのでもしインターネットやBBC iPlayer でチェックしてみてください。

2010年11月30日(火) written by Ayako from (イギリス)
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