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イギリスで迎えた3月11日

イギリスで迎えた3月11日
「あれから1年」を伝える新聞記事と、
震災を経験した在日外国人の方の
言葉が載ったパンフレット。
 東日本大震災から一年。今日はイギリスで迎えた3月11日の様子をお伝えしたいと思います。
 テレビや新聞などのメディアでは、震災後一年たった日本の様子が大きく報道されました。どのように復興が進んでいるかや、原子力発電にともなう課題、現状などです。朝のBBCニュースではトップで取り上げられました。新聞にはきわめて冷静な視点から記事が書かれており、報道における日本と他国との違いについて思うところがありました。

イギリスで迎えた3月11日
チャリティーイベント会場にて。
震災直後の写真と、その後の復興の
様子を伝える写真。
 街ではいくつかチャリティーイベントが行われました。演奏会や日本文化のワークショップ、復興地からのメッセージ映像やチャリティーに関わる人々のスピーチ、この一年のグループの活動報告などです。
 印象的だったのは、震災直後とその後の様子を写した写真パネルです。これは海外の人だけでなく、日本を離れている私たち日本人にとっても現状を知ることのできる貴重なものでした。
 チャリティーイベントの他にも、フリーマーケットに不用品を出品してその売上の一部を義援金としたり、復興地についてのパンフレットや募金箱を置くなど、みんながそれぞれの形で日本を思っているのだと感じました。
イギリスで迎えた3月11日
復興へ思いと、「忘れていないよ」
の気持ちをこめたキャンドル。
「今日本はどうなっているの?」「被災した人たちは? 町は?」この日もいくつか質問を受けました。答えながら気づいたことは、あの日、日本を離れて過ごしていた人たちは、離れているがゆえに感じる歯がゆさやもどかしさ、不安やいらだちがあったのではないかということです。
 震災を風化させない、復興地に対しての意識を持ち続ける―。このことが支援や活動を継続していく上でとても大切になってくると同時に、海外の人に伝えていくべきことなのだろうとも思います。

2012年03月16日(金) written by maho from (イギリス)
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