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英国で道の名前を調べたら?

英国で道の名前を調べたら?
面白い音の道には秘密があった!
多くの方がご存知のように、英国では道に名前がついています。渡英して数年が経った今も、名前で面白いものやカワイイものがあるとついつい写真に撮ってしまいます。
例えばダンディーでは、テイ川に向かって続く「ストロベリー・バンク」という小道に、なんとなくビートルズの歌を思い浮かべ、エディンバラでは「Potterrow」(ポッターロウ)という道があり、それが『ハリーポッター』が書かれたというカフェの近くにあったため、勝手に「これがポッターの名前になったのかしら」と想像を膨らませることもありました。

そして今回、ヨークで見つけました。その名も「WHIP MA WHOP MA GATE」(ウィップ・マ・ウァップ・マ・ゲート)。由来の予測を“whip(鞭)を持った馬主に連れられ、石畳の上を馬がパカパカ、広場まで荷を運んでいる”として、早速調べてみました。

なんと35メートルのこの道は、ヨークで一番短く、しかし名前は長い道であることがわかりました。16世紀、この道は「Whitnourwhatnourgate」と呼ばれおり、今の表現だと「これを道って呼ぶの?」と言う名前だったようです。次は衝撃的な事実でした。なんと、現在の名前に変わったというのが、この一帯が鞭打ちの刑のような、さらし台のある場所となったときからというもの。もうひとつ説があるようですが、それも、中世のこの土地には小さな吠え立てる犬をムチで打つ「Whappets」(ワペッツ)と呼ばれる習慣があり、それから派生したというもの・・・。「gate」に関して言えば、一説では、かつてヨークを支配していたバイキングの言葉gateに「道」という意味があったというものでした。

ゲートの由来を除けば、どちらも私の描いていた中世の馬の「鞭」ではなかったようで、都市の歴史によく聞かれる血なまぐさい一面を垣間見たような結果になってしまいました。

英国に限らず、日本でも近いところに、きっと新たな発見があって楽しいと思います。ひとまず、自分の家から一番近い道の由来でも調べてみませんか?

2010年03月16日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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