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羽アリ来襲! 気象レーダに映る大群

羽アリ来襲! 気象レーダに映る大群
MetOfficeイギリス気象庁のツイッター

 7月も半ばを過ぎた頃だったと思います。せっかくやってきたと思った夏の天気に、秋のような風が吹いていた日だったでしょうか。とにかく、前日と翌日の気温が変わったと思ったときでした。
町を歩くと、なんとなく視界に入ってくる虫…。ブライトンの観光名所であるノースレーンのお店のウィンドウ、町中の家々の窓枠…いたるところに虫が這っていました。その虫は羽アリ。日本でも、確か昔、暑い夏に度々突然異常発生していたことがあったなぁと思い出しました。


イギリス気象庁のツイッター


 ブライトンだけの異常発生かと思っていたのですが、8月に入ってすぐ、日本のニュースでラスベガスを襲った虫の大群のニュースを見ました。同時に、南イングランドでも同じような虫の大量発生のニュースがあったことを知りました。そうです!私が見た羽アリたちも、それほど大きな大群だったのです。

ニュースになった虫たちの大群は、雨雲でもないのにレーダーに映るほど大きかったようで、アメリカでは度々見られる現象らしいのですが、イギリスでは(そのサイズ的に)なかなか見られるものではなかったようです。


羽アリ来襲! 気象レーダに映る大群
BBC Newsの羽アリ記事の
スクリーンショット

 羽アリによる人的被害のようなものは聞いていませんが、私は顔周辺にまとわりつく羽アリがやはりちょっと嫌でしたし、子供たちのいる公園の砂場がまるでアリの巣状態になっているのは少し不気味で気が引けました。
人によっては、家に侵入されたところがあったようですが、その方たちはさすがに、かなり対策に困ったようです。
色々な報道を見ると、異常気象などとして扱うより、むしろ新女王アリの誕生など、アリの集団内での変化等がこの移動に関係しているようなので、『そのうちどこかへ移動する』と言うような、時間が解決する問題だとしていました。

 20度が超える日も多いものの、なかなか天気が安定しない日々が続いています。夏!という日が少ない今年のイギリスの夏ですが、気温差などからくる不調に気を付けて、残りのイギリスの夏も楽しみたいものです。


参照
BBC News『Flying ants: Swarms appear on weather map as 'rain'』 (英語)
2019年7月19日記事
https://www.bbc.com/news/uk-england-49023143


2019年08月06日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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