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イギリスの移動遊園地

イギリスの移動遊園地
ロマンチックなゴーカート
今年も、中世の学生の街オックスフォードに移動遊園地のセント・ジャイルズ・フェアがやってきました。普段は静かな市街地の大通り、セント・ジャイルズ通りが通行止めになると、あっという間に祭り会場へと大変身を遂げます。9月の最初の日曜日の午後に、何台もの大型トラックがどこからともなく大挙してやってくると、瞬く間にパタパタと遊園地を組みたてていきます。移動式遊園地と言っても侮ってはいけません。超巨大観覧車に絶叫マシーンなど、常設の遊園地となんら変わらない遊具がどんどん設置されていきます。
イギリスの移動遊園地
巨大な観覧車
この移動遊園地を楽しむためにオックスフォード各地から集まって来る人々は小さな子供たちからお年寄りまで年齢層さまざま。綿あめやホットドック、バーガーを売る屋台も集まり、“買い食い”を楽しみながら、一日十お祭り気分を味わうオックスフォードっ子たちで大盛況になるのです。欧米の映画には度々登場するものの、日本ではあまり馴染みのない移動遊園地。そんな異国情緒も手伝って、幻想的な遊園地の世界観とミステリアスな存在感が日本人観光客をも魅了しています。
ヨーロッパにおける移動遊園地の歴史は古く、オックスフォードのセント・ジャイルズ・フェアでも18世紀頃から毎年興行されるようになったと言われています。当時を思わせるメリーゴーランドなどノスタルジックな一面も残されていますが、現在はクラブ・ミュージックが爆音で流され、最新式の絶叫マシーンが稼働する本格的な遊園地として若者にも大人気となっています。

月曜日と火曜日の2日間、朝から夜まで大いに楽しませたセント・ジャイルズ・フェアの移動遊園地も、次の日の朝には忽然と姿を消していたのでした。来年の9月までしばしのお別れです。

2009年09月18日(金) written by あっこ from (イギリス)
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