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規制撤廃までのカウントダウンとアジア系へのヘイト  イングランド

規制撤廃までのカウントダウンとアジア系へのヘイト  イングランド
人種差別について
BBC記事のスクリーンショット

 まだまだ寒い日が続くニューカッスル。先週は霰(あられ)の降る日が数日もありました。
さて、コロナに関する規制が緩和されてから、お店、ジムやプールなども開放されてきたので、人々が久しぶりの自由を存分に楽しんでいる様子が行く先々で見られます。
先にイングランドにおける規制撤廃(正確には「すべての社会的接触の制限の解除」。以下、規制撤廃はこれをこの記事内では示します)予定日程は6月21日との報道がありました。ワクチン接種は進んでいるようで、周りの人にきくと、現在は42歳くらいまでの人々にワクチン接種案内が届いている印象があります。「このまま接種が進めば、旅行も自由になるのでは!」と思っていたところに、インドから変異株が出てきたと報道がありました。6月21日の規制撤廃が決まる4つの条件の中に『新たな変異株によって、リスク評価が根本的な変更されないこと』と言うものがあるので、不安の種です。(*参照)

 インド株だけではなく、変異株が増えれば、ワクチンの有効性、また罹患時の症状に違いが出るなど、またしても不透明な部分が増え、ロックダウン…という悪循環に陥るのではと言う恐れがあります。長引けば長引くほど、コロナ感染原因による病より、経済的な理由や精神的な理由などの病も増えそうな気がします。

 そしてBBCの報道で「ついに!」と思ったのが、人種差別について。米国やフランスでは(見た目が)アジア人の人々が攻撃されたとの報道が度々ありました。英国では直接暴力に訴えるものの報道を(私は)聞いたことはなかったのですが、このBBCニュースによると、言葉やつば吐きなど、やはり差別行為がより目立つ形で出てきているみたいです。見た目は隠せないので、今後コロナ流行が長引くと、差別もより深刻化するのではないかと今から懸念しています。

 今回の記事も『コロナ』の話題にしましたが、次の記事こそは規制撤廃のロードマップ通り、順調にコロナへの対策や感染者・死者数が減って、近い将来の展望ができるような記事が書けたらなと思います。みなさんも油断されず、でも楽しい毎日をお過ごしください。


【参照】

> 在英国日本国大使館が出しているリリース
『イングランドにおけるロックダウン解除に向けたロードマップについて』
https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00246.html

> BBC News JAPAN(2021年5月4日付)
『「お前が中国ウイルスだ」 イギリスでも増えたアジア系へのヘイト』(日本語字幕付き動画が見られます)
https://www.bbc.com/japanese/video-56976037

(参考)
> 下記リンクからはコロナ検査キット(PCR検査とは別)を無料で配布している近くの薬局が探せます。配布目的は無症状の人が定期的に自主検査をするためのようです。
https://maps.test-and-trace.nhs.uk/


2021年05月11日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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