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夏のヨークシャームーア

夏のヨークシャームーア
家族連れでにぎわっていたスカラボロー
先日、ヨークを飛び出して、スカラボローの海岸へと向かいました。レンタカーを借りての小旅行は天気もよく、とても楽しいものでした。
ヨークは小さな中世の面影を残す街です。徒歩で回れる中心地はとても魅力的でいいのですが「大自然」に触れたい場合、車が必要になります。
スカラボローは、夏場のヨーク市民にとっては目的地の一つです。目指すのはもちろん海岸!1時間のドライブで到着したスカラボローの海岸沿いにはフィッシュ・アンド・チップスのお店、カジノ、そしてゲームセンターが軒を連ねていました。
夏のヨークシャームーア
見渡す限りのムーア
ある程度太陽の光を満喫して向かったのは、North Yorkshire Moors (北ヨークシャー・ムーア)という国立公園へのドライブ。目的地があるわけではなく、ただこのムーアと呼ばれる荒野を突っ切る道を行ってみたかったのです。スカラボローから北へ向かい、ウィットビーから南下してヨークへ戻ることにしました。
夏のヨークシャームーア
ヨークシャームーア国立公園の眺め
ウィットビーからまもなく、突然道が開けたかと思うと、見てすぐに「これが、ムーアなんだ!」という光景を目の当たりにします。丘陵地帯を一面見渡す限りの低い草木が覆っています。フロントガラスを遮るものはなく、ただただ、その自然に感動しました。個人的にですが、どこか山口県の秋吉台と似た感じを受けたのも事実です。何が違うかと言えば、この荒野に羊が1匹ずつまばらに散って、何かを食んでいることでしょうか。「何が食べられるの?歩きにくくないの?」と思っていましたが、彼らはのんびり、横を通る車を眺めるだけ。とても不思議な光景でした。
でも、映画『嵐が丘』に、ヒースクリフとキャサリン…そしてその後ろにこの一匹の羊が草を食んでいたらと思うと…ついつい笑いがでてきてしまいました。
夏のヨークシャーはハイキングにはぴったりの場所です。レンタカーを借りて、イングランドの自然へと出かけてみてはいかがですか?


2011年07月19日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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