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各メディアがこぞって大ウソ!恒例、イギリスのエイプリル・フール。

エイプリル・フールの4月1日、イギリスではメディアというメディアがこぞってユーモアたっぷりの「大ウソ」を報道するのが恒例となっています。毎年、どんなウソのニュースが報道されるのかを楽しみにしているイギリス人も多いようです。

そんな国民を裏切らないためなのか、各メディアがでっち上げるニュースへの気合いの入れ具合といったら、相当なものです。真実性を高めるための写真や映像を制作したり、偽の目撃者に取材をしてみたり・・・。それを一般のニュースに紛れ込ませて大真面目に報道するものですから、読者や視聴者が信じ込んでしまうのも、当然といえば当然ですよね。

過去にエイプリル・フールに報道されて話題になったニュースと言えば、「ロンドンの国会議事堂の時計のデジタル化」、「空飛ぶ新種のペンギン発見」などが記憶に新しいところですが、今年は女王までがエイプリル・フールのニュースのネタになっていました。(これはどうやらウソの報道ではないとの噂ですが)。

私も当日、たまたまBBCスコットランドのラジオ放送を聴いていたのですが、一般のニュースに混じってウソのニュースが流れて来ました。内容は「子供が作り出す、画期的な代替エネルギーの開発」というもの。なんでも、子ども用の特殊なハラマキを開発し、それを付けて子どもが駆け回ると空気との摩擦で電気が発生し、ハラマキに溜まった電気を家庭用に使えるというもの。

例によって、このニュースが「ホンモノ」と疑いもせずに聴いていると、ニュースの最後に「このニュースは、当局のホームページには掲載される予定はありませんので、決して記事にアクセスをしようとは思わないでください。」とのアナウンスが!イギリスらしく、ウィットに富んでいると思いませんか?

エイプリル・フールは基本的にどんなウソでも許される日なのですが、ウソは「午前中のみ有効」ですので、ウソを付く際には気を付けましょうね。


2012年04月06日(金) written by Miyo from (イギリス)
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