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急速に広まる「プラスチックフリー」の動き

急速に広まる「プラスチックフリー」の動き
バラ・マーケットの近くに新設された
「給水ポイント」(ガーディアン紙より)

 最近、プラスチックごみによる海洋汚染が問題になっていることから、使い捨てレジ袋やストローなどのプラスチック製品の使用を中止する「脱プラスチック」の動きが世界中で見られています。
イギリスでも脱プラスチックの動きは活発になっています。イギリス政府は2042年までに不要なプラスチックごみをゼロにする政策方針を掲げていて、スーパーのレジ袋の規制をする小売店、プラスチック製ストローの禁止などを掲げる飲食店、社内でプラスチックを廃止する企業などが急増しています。また、王室による取り組みも話題に。エリザベス女王は王室領地内でのプラスチックストローとペットボトルの使用の禁止を発表しています。

 イングランドではペットボトル飲料の消費量を減らすための対策として、2021年までに各主要都市に無料の給水ポイントを設置する計画です。すでにロンドン中心部では、無料の給水ポイントがあちこちに設置されています。街中での水道水へのアクセスを容易にし、「マイボトル」で気軽に水が飲めるようにという取り組みだそうです。

 また、ヨーロッパの多くの国ですでに導入されている「デポジット制度」の導入も検討されています。あらかじめペットボトルなどの容器にデポジット(課金)をかけ、容器をリサイクルした時点でそのデポジットが返金される、という仕組みです。


 海洋プラスチックごみを再利用したファッションなども注目を集めています。マンチェスター・ユナイテッドでは海洋プラスチックでできた新ユニフォームを発表し、環境に配慮した取り組みをアピールしています。今や私たちの生活にはあたりまえとなったプラスチック製品ですが、日々の生活の中でプラスチック製品をなるべく買わないように・使わないように、という努力をしていきたいものですね。


2018年11月13日(火) written by Miyo from (イギリス)
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