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ドラマ「嵐が丘」ロケ地を訪問

ドラマ「嵐が丘」ロケ地を訪問
大きなホールは見ごたえあり
数か月前にイギリスのITVテレビで放送されたドラマ「嵐が丘」。英国文学史に残る、壮大でドラマチックな作品として日本人からも大変人気のある小説をドラマ化したものですが、先日、その舞台として撮影に使用されたマナーハウスを訪れる機会がありました。英国北部ウェスト・ヨークシャーの村で、エリザベス朝時代から英国の歴史を見守って来た大変古いマナーハウス(お屋敷)、オークウェル・ホール。110エーカーもの広大な公園の中に位置するこのお屋敷は、まさに古いイギリス文学に登場しそうな趣で私たちを迎えてくれます。お屋敷は、1583年にジョン・バットによって建てられ、「嵐が丘」の作者シャーロット・ブロンテの他の小説「シャーリー」のモデルになったと言われています。実際にも、イギリス文学に縁のあるお屋敷というわけですね。
ドラマ「嵐が丘」ロケ地を訪問
キッチンは生活の中心
現在、オークウェル・ホールには17世紀初期に実際にバット家が使用したものが保存、展示されています。当時のままに展示された内部は、昔の英国の暮らしを想像でき大変ロマンチックなものです。メイン・エントランスを入ると、グレート・ホールと呼ばれる大きな吹き抜けのレセプション・ルームがあります。これは17世紀中ごろジョン・バットの孫が2階部分を取り払い、吹き抜けのホールを造り上げたと言われています。この部屋は、来客へのレセプション・ルームに適しており、たくさんの商人たちなどが集まったときにダイニング・ホールとしても使用されていたようです。
お屋敷の内部には、ジョン・バットから続く家の主人が使用した寝室グレート・パーラーやグレート・パーラーに続く寝室リトル・パーラーなど見どころがたくさんありますが、中でも興味深いのがやはり生活の基盤となるキッチンです。ITV版のドラマ「嵐が丘」にも何度も登場していました。また、キッチンは当時の英国人の暮らしぶりを垣間見ることができる歴史的にも大変貴重な場所だと言えるでしょう。

オークウェル・ホールの美しさは、ドラマ「嵐が丘」を見ていない人たちにも十分に堪能できます。英国ヨークシャー地方を訪れる機会がありましたらぜひお立ち寄りください。

2009年11月13日(金) written by あっこ from (イギリス)
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