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200909222968

ダブルデッカーに揺られて

ダブルデッカーに揺られて
トラファルガー広場
 ロンドンの風景を思い浮かべるとき、まず一番最初に出てくるのが、真っ赤な二階建てバス!だと思います。私も初めてロンドンに来て赤バスを見たときはとても興奮しました。特に、オックスフォードサーカス、リージェントストリート辺りの赤バス密集地帯は見ものです。赤い2階建てのバスでとても目立つからかもしれませんが、ロンドンのどこを歩いていても、東京やニューヨークより沢山バスが走っているな、という印象を受けます。
ロンドンで生活していると、地下鉄よりも赤バスの方が便利で使いやすいようになってきます。バスの路線数は地下鉄に比べると圧倒的に多く、細かくすべてのエリアを網羅しています。例えば地下鉄がストライキで止まっていてもバスはちゃんと運行しているのでバスの乗り継ぎで目的地まで行けたり、物価の高いロンドンでは駅から徒歩圏内のフラットよりも、駅からバスに乗る距離のフラットのほうが安くて広いお得な物件が見つかったりもします。また、ロンドンの地下鉄(チューブ)はニューヨークのサブウェイとは違い、24時間運行ではないので、シティーエリアで遊んだ後、家に帰るのにトラファルガー広場から沢山出ているナイトバスがとても便利です。また、何といってもバスからだと外の景色が楽しめるので、ロンドンの道も覚えられるし開放感があるのでとてもお勧めです。

ただ、時間帯によっては(普段の日の夕方や路線によっては週末など)はとても混んでいて、1階も満タン、2階も席が埋まって通路に立っている人が出ている、ということもあります。こういう場合、人が待っていたとしても、バス停をスルーしてしまいます。また、ロンドンは比較的安全な都市と言えるとは思いますが、時間帯や地域によっては危険なところもあるのでバスの中とは言えど安心しすぎず、自分の荷物はちゃんと膝の上に乗せて、また夜の遅い時間に一人で乗る場合は場合はなるべく1階の席の方が安全かもしれません。

バスの料金はシングルフェアでオイスターカードだと£1、現金だと£2なので、距離や場合によっては地下鉄よりもお得かもしれません(ちなみに地下鉄の初乗りは、現金だと、どの距離でも£4もします!!)。乗ってすぐ左手に2階に通じる階段があるので、日本では滅多に機会のない2階から見るロンドンの町並みを楽しむのには一番前の席が特等席になります(よく小さい子供が座っていますが)。夏の間は直射日光が当たるので(そして、バスには冷房が効いていないので)かなり暑くなってしまいますが、普段の時は眺めがよく、また街路樹の枝にぶつかったりもするのでスリル(?)も味わえます。また、日本のバスと少し違うのは、バスによって防犯のためのカメラが沢山ついていて、車内にもモニターを配置して乗客もライブでモニターを見ることができます。それと、1階の出口から近いところには乳母車や車椅子の人専用のスペースがあるので、どんなに混んでいても、もし小さい子供や体の不自由な方が乗車してきたら、そのスペースをゆずることになっています。

ロンドンの赤バスに慣れてくると、街自体にも詳しくなり、どんどん愛着が湧いてくると思います。是非バスをうまく乗りこなせるようになってみて下さい!

2009年09月22日(火) written by Ayako from (イギリス)
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