PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201111114182

ガイ・フォークス・ナイト

ガイ・フォークス・ナイト
燃え盛るガイ・フォークス
 11月5日、イギリスの各地では花火が打ち上げられます。この日は、イギリスの伝統行事であるガイ・フォークス・ナイトです。アメリカから輸入されたハロウィーンよりもむしろイギリス人に馴染みの深いこのガイ・フォークス・ナイト。夜になると人々は花火を打ち上げ、ガイ・フォークス人形を火あぶり(!)にするという習慣があります。
この伝統行事のもとをたどると、1605年ウェストミンスター宮殿(現在の英国国会議事堂)の爆破テロを計画した主犯格の一人であるガイ・フォークス(本名グイド・フォークス)の事件にちなんだもだと言われています。ガイ・フォークスは熱心なカトリック系のキリスト教信者でしたが、カトリックを弾圧する当時の英国国王に反発し国王を爆殺しようと試みました。しかし、その計画は実行前にあばかれ、フォークスは王に対する反逆罪として拷問にかけられ、首つりと四つ裂きの刑に処されました。400年以上たった現在でも北アイルランドを除く英国の各地で、この日を記念してガイ・フォークス人形を火あぶりにしたり(おそらくフォークスたちが使用しようとしていた)火薬に見立てて花火を打ち上げるお祭りが行われているのです。

私が住んでいるオックスフォードでも、サウスパークと呼ばれる大きな公園に10メートル級の巨大なガイ・フォークス人形が作られ、花火大会の後にこの人形を燃やすというガイ・フォークス・ナイト(ボン・ファイアー・ナイトとも呼ばれています)のお祭りが毎年行われています。巨大人形がメラメラと燃え盛る姿は、まさに圧巻です。近所に火が燃え移りそうで見ている私たちが心配になるほど、公園は炎に包まれていました。年に一度の花火大会として、イギリス人が密かに楽しみにしているガイ・フォークス・ナイトは今年も盛り上がりを見せていました。
2011年11月11日(金) written by あっこ from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。