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イギリスの暖房事情

イギリスの暖房事情
セントラルヒーティング。
このように部屋の壁にくっつくようにして設置されている。
 サマータイムが終わる10月終わりごろからでしょうか、日本にいる家族や友人たちに「もうイギリスは寒いでしょう?」ときかれることが多くなります。たいてい「寒いよ」という返事になるわけですが、一年を通してみると寒さの度合いは渡英前に予想していたほどではなく、寒い期間が長いのだなあと気づきます。これは日照時間が短く、冬が長いことと関係しているように思います。
イギリスの暖房事情
横のねじでMin1〜Max5と温度調節できる。
「寒いでしょ?」の次に出てくるのが「どうやって寒さをしのいでいるの?」です。ここで答えに困ります。セントラルヒーティング。直訳すると「中央暖房」でしょうか。この四文字だとなかなか上手くイメージできません。「壁に沿うようにして付いている白い板みたいな暖房器具があって、それで部屋が暖まる」と説明するのですが、相手はいまいちわかったような、わからないようなといった感じです。
 ファンヒーターみたいに温風が出るわけでもない、ストーブやハロゲンヒーターみたいに赤く何かが燃えているのが見えるわけでもない。私もこちらへ来て初めてセントラルヒーティングを見たとき、こんなもので本当に部屋が暖まるのか、と一抹の不安が胸をよぎったのを覚えています。
 家の造りによって多少違うのでしょうが、元となるボイラーがあり、そのスイッチを入れると各部屋のセントラルヒーティングが作動します。イギリス以外のヨーロッパ諸国でも冬の暖房器具はセントラルヒーティングが中心のようです。
 ここ数年、毎年のように電気料金は値上がりしています。たいていの大家さんが電気会社から届く請求書に神経質になっており、決して小さな負担ではないことがわかります。
イギリスの暖房事情
イギリスの湯たんぽ。
10ポンド前後で売られている。
 もうひとつ、寒さ対策の話を。
 お湯を入れるだけで暖がとれる湯たんぽ。日本だけのものかと思っていたのですが、なんとイギリスのデパートや雑貨屋などで見かけて驚きました。ホットウォーターボトル(Hot water bottle)とタグが付いていて「なるほど。うまいこと言うなあ」と思わず口元がゆるんでしまいます。湯たんぽは中国では唐の時代からあり、日本には室町時代に伝わったとされています。
 まだまだ続く長い冬。みなさん、どうか暖かくしてお過ごしください。
2013年01月04日(金) written by maho from (イギリス)
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