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BBC PROMSでクラシックな夜を

BBC PROMSでクラシックな夜を
会場は満員
BBC Promsとは、毎年夏の間に開催される大衆のためのクラシック音楽祭です。2か月以上ほぼ毎日開催されていて大衆のためとは言え、普通だったら高くて手に入らないようなチケットのコンサートもかなりお値打ち価格で観に(聴きに)行くことができます。場所はロイヤルアルバートホール。サウスケンジントンの駅からまっすぐに大きな道を歩いて行って(多分この道を同じ時間に行き交う人々はみんなプロムズの観客)少し左に曲がったところに丸い形のホールが見えてきます。
わたしは、3年以上ロンドンに住んでいながらその存在は知りつつも一度も行ったことがなかったのですが、今回お友達に誘われて初めてのプロムズ体験をしてきました。その日の夜のお題目はベートーベンのピアノコンチェルト4と、ブルックナーのオーケストラ。クラシック音楽に全く詳しくないわたしでも知っているウィーンフィルによる演奏でした。仕事後にサウスケンジントンへ向かい、サウスケンジントン駅すぐ近くのジャパニーズカフェ、Tomboで軽くごはんを食べてからプロムズへ。ロイヤルアルバートホールに行く途中に通る大通りに面したアパートが素敵だなあと憧れているうちに着いてしまいます。会場はさすがにウィーンフィルだけあって満タン!普段着、もしくは仕事帰り風の中流ぽい白人イギリス人率がとても高い観客でした。普段ロンドンで生活をしていると雑多な人種に揉まれるのに慣れているので、さすがにヨーロッパにいるなーと思ってしまいました。

BBC PROMSでクラシックな夜を
インターバル中の夕焼け
わたしたちの席は一番上のリングの天井桟敷。チケット代はたったの13ポンド!会場全体がよく見回せてとっても良い席だとわたしは思いました。真ん中のストール席のところは全部立ち見になっていました。立ち見の席は当日券らしく5,6ポンドで手に入るそうです!立ち見の席はストール席以外にも一番上の屋根みたいなところからも見れるそうで、そこもびっしりお客さんが入っていました。まずは最初にベートーベンのピアノコンチェルト、とっても素晴らしい音色で感動でした。初めて聴いた曲だったのですが、昔の人たちはこういう音楽を聴きに行くのが最大の娯楽だったのかなーと思わせるザ・クラシック、という感じでした。仕事終わりだし、寝ちゃうかも。。と心配だったのですがちゃんと聴くことができ、無事にインターバルタイム。皆思い思いのおやつを食べたり(お家から持ってきたサンドイッチだったり、途中のスーパーで買ったオリーブをつまみにワインを飲むひとがいたり)、スタンドでお酒や飲み物、アイスクリームを買って、第2部へ。第2部はフルオーケストラの演奏。聴いた感じ、ベートーベンよりも大分モダンな音色。そのまま癒されつつわたしのプロムズ体験は終わりました。
とっても気に入ったので、もし来年も機会があれば、次回はぜひベルリンフィルに挑戦したいと思いました。ウィーンフィルもベルリンフィルも日本で観ようと思ったら、チケット入手自体が不可能と聞いているので、ぜひ来年のプロムズで聴いてみたいです。ちなみに、プロムズの最終夜は中でも一番盛り上がるようで、チケットも争奪戦らしいです。お祭り騒ぎで英国的なコンサートと聞いています。その様子はBBCでも放送されるのでチェックしてみようと思っています♪
2012年09月18日(火) written by Ayako from (イギリス)
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