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ストが頻発するイギリス 

ストが頻発するイギリス
賃上げの要求をする人々(BBCより)

 クリスマスまで、あと約3週間。普段なら誰もがクリスマスに向けてウキウキする時期なのですが、今年はどうやら穏やかではない様子。というのも、今、イギリスでは物価高騰に伴う生活費上昇を乗り切るため、あらゆる業界で賃金や労働条件の改善を求めて、ストが頻発しています。
私の住むエディンバラでは、夏のフェスティバルの真っ最中の8月中旬に作業員がストを起こし、12日間もごみの回収が滞る事態に。街中に、ゴミというゴミが溢れ返るわ、ゴミは捨てられないわで騒ぎとなったのが記憶に新しいところですが、11月末にも、教職員による大規模なストがあったばかり。2023年も1〜2月の16日間、また大規模な教職員によるストが予定されています。

 ニュースによれば、12月はこれからクリスマスにかけて、ほぼ毎日のようにイギリス全国でストが計画されているというから驚きです。例年、この時期はストが多い時期なのですが、ここまでストが集中してしまうと、私たちの生活も少なからず影響を受けそうです。

 12月15日と20日には看護師によるストが予定されていて、国民保健サービス(NHS)が誕生して以来、最大規模のストになる見通しだそうです。夏以降、ストを繰り返している鉄道・航空業界も、クリスマスにかけてさらなるストを計画しています。少なくとも今後半年程度は、交通の混乱は続くそう。このほかにも、救急車などを運行うする救急サービスや、税関職員、運転免許試験官までがスト決行を支持しています。

 私たちの生活に最も影響しそうなのが、ロイヤル・メール(Royal Mail)によるストかもしれません。郵便業務を担当するロイヤル・メールの労働者は、クリスマスイブを含め、クリスマス前に断続的にストを予定しているそうなので、クリスマスカードや、家族や友人へクリスマスプレゼントを小包で贈る予定がある場合は、早めに送っておいた方がよさそうです。


2022年12月06日(火) written by Miyo from (イギリス)
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