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イギリスのミュージアムで日本の浮世絵展覧会

イギリスのミュージアムで日本の浮世絵展覧会
イギリス人も浮世絵に注目
 オックスフォードのアシュモレアン・ミュージアムにて日本の芸術を代表する浮世絵の役者絵展覧会が開催されていたので、脚を運んできました。私自身、歌舞伎鑑賞が大好きなので、歌舞伎をテーマとした浮世絵作品を見られるとあって楽しみにしていました。同展覧会では、アシュモレアン・ミュージアムが所蔵する2000枚もの浮世絵コレクションの中から厳選された歌舞伎をテーマとする浮世絵を出展。19世紀の浮世絵師、歌川国貞や豊原国周の作品から近代の浮世絵師、弦屋 光溪(つるやこけい)の作品まで時代をこえた歌舞伎絵を楽しむことができました。
江戸時代の役者を描いた浮世絵は、お気に入りの役者の(今で言う)ポスターやブロマイドのような役割を果たし、当時の人々に親しまれていたといいます。光溪(こけい)の作品では、近代のものから十二代目市川団十郎、九代目松本幸四郎など現存する歌舞伎役者たちを描いた浮世絵を見ることができ、古典としてではなく江戸時代の人たちが感じたように生の浮世絵を楽しむことができます。

オックスフォードにも多くの浮世絵ファンがいるようで、同展覧会にもたくさんのイギリス人が訪れていました。中には食い入るように作品を見つめる人もいれば、作品の色合いについて熱く語り合うカップルも。私たち日本人以上に、浮世絵の知識を備えているイギリス人もいました。古き良き日本の伝統文化を伝える機会を設けてくれたアシュモレアン・ミュージアムに感謝したいですね。
2012年03月16日(金) written by あっこ from (イギリス)
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