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大都市で探し物

わたしの大好きなアメリカドラマSex and the city,何度目かの失恋をした後、悟ったようなキャリーのこんなナレーションが入ります「ニューヨークみたいな大都市では、みんな、いい仕事、いいアパート、そしていい恋人を探している、彼と別れたって私にはいい仕事といいアパートがあるから、そんなに悪くないわね」。このセリフを聞いた時に、たしかに!と思いました。ニューヨークやロンドンは世界中から若い人が夢と希望と野望を抱いてやってくる大都市で、みんなこの3つを目指してサバイバルを繰り広げています。。。

どこの大都市でも共通してるのですが、ロンドンも例外に漏れず住宅事情は大してよくないと思います。一人でフラットを借りるのは余程資金が潤沢にある人で、大体の若い人がロンドンに単身で来た場合はフラットシェアをします。住むエリアやたてものによって値段は大分違いますが、比較的治安のよい便利な場所で、シンプルな一人部屋で、他2人くらいとキッチン、バスルームのシェアだったら、500〜700ポンドくらいからが妥当な値段だと思います。また、フラットシェアをする場合は、フラットそのものよりも、そこの住人がどんな人たちかによって大分違ってきます。なので、フラットを探す場合は絶対にしっかり見学をして、フラットメートの人と話して、どんな人か会っておくのが大事だと思います。

ロンドンの地下鉄に乗っていると、とてもよく見かける広告が、オンラインデートのサイトやお友達作りのサイトなどです。また、テレビのコマーシャルでも様々なオンラインデートのCMがじゃんじゃか流れてきます。中にはユニフォーム系の人専用のオンラインサイト(ユニフォーム系、例えば警察官、消防士、看護婦さん、などなど)のCMもありました。こんなにおおっぴらに宣伝してるということは、やはり需要があるのかな、と思います。また、こちらでは、よくホームパーティー(というと、豪華に聞こえますが、日本で言う「家飲み」感覚)が開かれ、そこで出会う友達の友達、などなど皆積極的に出会いの場に足を運びます。特にヨーロッパ系の人たちは集まるのが好きなようなので、かなり気軽にピザとワインを持ち寄ってパーティーとか、普段の日でもよくやっています。

そして、一番最初に見つけなくては生活できないのが仕事だと思います。ロンドンではある程度自分の国から貯金をしてからやってくるのがフツウなので、着いて3〜4か月分の生活費はどうにかなるけれど、それまでにきちんとした仕事が見つからないと自分で家賃や生活費を全部捻出するのは、かなり厳しいと思います。カフェのスタッフやレストランのアルバイトなどは簡単に見つかると思いますが、ちゃんとした正社員の仕事となると、ハードルがぐーんと上がります。ロンドンは大都市なので、ヨーロッパの中で一番沢山の求人があることは確かです。金融で成り立っている街なので、お給料もよさそう。。。なイメージもあります。実際に金融業界でバリバリ働くエリートも沢山います。ロンドンで稼げる正社員の仕事を探そうと思ったら、かなりの競争率です。まず、ヨーロッパ圏の人たちはみんなビザもいらないので、自由に出入りでき、優秀な人たちからどんどんよい仕事に就いて行きます。英語力も自信があり、学歴もピカイチで職歴もピカイチ!という人たちが山ほどいる中で、またサバイバルが始まります。ヨーロッパでは冗談にならないくらい不景気らしいので、大陸から大量のイタリア人、スペイン人、ポルトガル人などが移住してきて(特に若い人たち、大学を出たばかりの人達が一番多い)、フツウのオフィスの仕事以外のエリアも競争が激しくなりつつある、とイタリア人の友達が嘆いていました。

と、以上のことを考えると、キャリーの言っていた3つの探し物って、本当に大都市では3つそろえるのって大変なのかも、と妙に納得してしまいました。



2012年02月21日(火) written by Ayako from (イギリス)
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