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お化けに出会えるパブ?− ヨーク

お化けに出会えるパブ?− ヨーク
お化けに興味のある方は
The Golden Fleeceへどうぞ
英国に来てから、日英間の文化の違いに戸惑うことや、驚かされたことなどがあります。その中でも驚いたのが“お化け”に関する見方の違いです。日本では“お化け”が出たりする場所はどちらかといえば避けた方がよいとか、お祓いをした方がよいとか、とにかく忌み嫌うような習慣があるような気がしますが、ここ英国ではお化けが出る、または憑いていると言われる場所の方が、例えば家賃が高かったり、ホテルであれば宿泊料が高い場合があったりします。
私の経験では、エディンバラやヨークはダンジョン(dungeon:監獄や地下室を意味する)と呼ばれている観光スポットがあったり、ゴーストツアーと呼ばれる夜の催し物があったりすくらい、“暗い魅力”に力が入っていました。もちろん、これらは単純に怖い話なわけではなく、歴史にまつわるものばかり。歴史の影を知ると、そこには必ずや“処刑”や“殺人”、もちろん血なまぐさい“戦い”のような史実があることがわかります。これらの時代の魂の歴史が、信じようが信じまいが、現代人をひきつけるということなのです。

ヨークには「ヨークで一番憑かれている家」と呼ばれているパブがあり、その名はThe Golden Fleece(ゴールデン・フリース)で、ヨークで一番古い歴史を持つInn(イン)でもあります。外にかけてある羊(もちろん看板)が目印です。

お化けに出会えるパブ?− ヨーク
この羊が目印
実際にパブに入って見ましたが、昼間でも中は薄暗く、観光客もさることながら、地元の人が静かに談笑しながらお酒を飲んでいる姿の方が多かった気がします。さて、気になるお化けですが、あいにく私は、言われているような影や物音を聞くということはありませんでした。情報によれば、家具が動いたり、女の人の影が階段や廊下で見られるとのことです。
歴史のある街には必ずその土地にまつわる、身の毛のよだつような話や言い伝えなどがあると思います。みなさんも、観光の際にはぜひ、地域にまつわる歴史も、違った視点から楽しんでみてはいかがでしょう。

2009年09月29日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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