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中世の街並みを残すヨーク

中世の街並みを残すヨーク
中世の街の姿を
そのままに残す
シャンブルズ通り
英国北部にあるヨークシャー州は、古い歴史と大自然に恵まれた牧歌的な地方であり、また比較的保守的な土地柄から、この地域から生まれた文学作品にも見られるようなゴシック的な雰囲気のある地域です。また、名作「嵐が丘」の作者であるエミリー・ブロンテは、ヨークシャー州のハワース出身で、この地に広がる荒涼としたムーアを同小説の中でも印象的に描いています。
ヨークシャーを代表する街といえばヨークですが、こちらは海外からも多くの観光客がつめかける有名な観光地となっています。ヨークは大変に古い街で、その起源は紀元71年に都市として創設されたことから始まります。この街は、ローマ人やアングロサクソン人、またヴァイキングなどによる侵略や戦いを経て、様々な様式の文化・歴史を生みだしていきました。

ランドマークは、ヨーク・ミンスターと呼ばれる大聖堂で、ドイツのケルン大聖堂と並ぶ北ヨーロッパでは最大級の聖堂となっています。大きな窓には、世界最大級と言われる中世時代のステンドグラスが施されており、一見の価値のある大変美しい建築物です。城壁に囲まれたこの街には、中世から変わらない風景が残されており、歩いて観て回るだけでも古風で独特な英国の雰囲気を十分に楽しむことができます。

特に、中世の街の姿をそのままに残すシャンブルズ通りでは、階を上がるごとに軒がせり出した歪な木造建築の家を見ることができます。ここは、中世の時代に肉屋街だったそうで、肉を吊るすために家の上階をせり出たせて建てたのだと言われています。通りを挟んだ建物同士が、頭上でくっつきそうになっている光景は、見れば見るほど不思議です。また、この通りはハリー・ポッター・シリーズの「ダイアゴン横丁」のモデルになったそうで、同小説のファン必見のスポットとなっています。
2009年03月20日(金) written by あっこ from (イギリス)
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