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イギリスの民泊事情

イギリスの民泊事情
ロンドン市内にあるAirbnbの物件の1つ
The Sun紙より

 日本でも「Airbnb(エアビーアンドビー)」が知られるようになって久しくなりますが、Airbnbのサービスを利用したことがあるという人も増えつつあるのではないでしょうか。
Airbnbとは、ひとことで言えば、「自宅(の一部)を貸したい人」と、「部屋を宿泊先として借りたい人」をマッチングさせるサービスのこと。2008年にサンフランシスコで誕生したビジネスですが、イギリスはそのビジネスを牽引する国の1つと言っても過言ではありません。


 2017年4月のForbesの調査によれば、Airbnbに登録された世界の都市の物件数ランキングで、ロンドンは2位となっています。ちなみに、1位がパリ(78000件)、2位がロンドン(47000件)、3位がニューヨーク(46000件)という結果。日本は残念ながらランキングには入っていません。


 イギリスでのAirbnbの認知度を高めるきっかけとなったのは、2012年のロンドン・オリンピックと言われています。当時、オリンピック開催に向けて宿の需要が急激に高まり、慢性的なホテル不足に陥っていたロンドンの救世主的な存在となったAirbnb。オリンピックの翌年には、5億ポンド近くの経済効果をもたらしたと言われています。

ロンドンでは他の都市と比べると、民泊の規制が緩く、90日以内であれば住居(の一部)を賃貸するのに特に規制はないというのもあるかもしれませんが、イギリスではAirbnbが普及する以前から、積極的にホームステイの学生を受け入れたり、他人とハウスシェアをしたり、知人や旅行者を泊めたりといったことが日常茶飯事に行われていたので、ロンドン・オリンピックがなかったとしても、Airbnbは広く普及していたに違いありません。

 日本では他人に自宅を公開したり、部屋を貸したりということに抵抗を感じる人が多いのもあり、なかなか民泊が普及していかないのかもしれません。今後、東京オリンピックに向けて、日本でどこまで民泊が受け入れられるのか気になるところです。



2018年04月03日(火) written by Miyo from (イギリス)
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