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Come Dine With Me 英国のTV番組

英語ではテレビの前のソファに座ってテレビを見ながらだらだら過ごすことを、Couch Potatoと、言います。毎日寒波の影響で寒い日が続くロンドンなので、折角の仕事後♪や週末♪も、結局カウチポテトで終わってしまうことが多々あります。。この、カウチポテト、やっぱり、ポテトチップ(クリスプス)片手におもしろいテレビ番組を見るところに意義があります。日本のテレビは沢山のバラエティー番組があって、特に、お笑い芸人が出てるトーク番組などがおもしろいと思います。アメリカは、さすがエンターテイメントのメッカだけあって、有名なMTVを始め、伝説的な程おもしろい数々のドラマも生み出しています。では、イギリスはどうでしょうか?去年、ロンドンに着たばかりの時は、日本やアメリカのテレビに比べて、イギリスのテレビ番組ってつまらない!と思っていたのですが、最近になって、ようやくお気に入りの番組やザ・イギリス的な番組もよく見るようになりました。その中でも、最近は、「Come Dine With Me」という番組が、一番おススメです。

その名の通り、この番組の主旨は「Come Dine With Me」、つまり、一緒にごはんを食べましょう、ということなのですが、毎回4〜5人のグループの人達が毎晩代わりばんこでディナーのおもてなしをして、毎晩、他のメンバーには秘密に0〜10点で採点して、一番の得点の高かった人が£1000の賞金をもらう、というとてもシンプルな内容です。この番組、大体の場合、ロンドン以外の地方都市が舞台で個性の強いメンバーが試行錯誤して、ディナーの準備をしたり、おもてなしの準備をしたり、パーティーのためにおしゃれをしたり、とてもどたばたでおもしろいんです!

大体番組はお料理のためのお買い物や下準備から始まるのですが、イギリスの大きなスーパーのチェーンよりも、結構な割合で近所の小売店やマーケットで新鮮な材料を取り揃えている人が多いです。あまり、食べ物に頓着しない、イギリス人、というイメージがあったので、こんなにイギリス人でも素材にこだわる!というのがまず少し驚きました。そして、やはり、地方都市だけあって皆大体大きな1軒家に住んでいて、キッチンも広々としている中でディナーンに間に合うように手際よく料理をする人もいれば、失敗ばかりしてぺちゃんこのケーキになったり、野菜を焦がしたり、大変そうな人もいます。

色々な人のお料理を見ていると、今のイギリス人はどんなものがおしゃれでごちそうだと思っているのか、よく分かります。殆どの人がさっぱり目のスターター(野菜か、シーフード、チーズ系)、メインはがっつり系のお肉と温かい野菜、そしてデザート、を用意します(たまに、スターターの前にシャンペンとオイスターを用意してる人もいます)。スターターでよく見かけるのが、クラブケーキ(カニのつみれ?みたいな感じ)、メインはやっぱりステーキとマッシュポテト、とかまたはステーキと同じくらいの確立でラムローストも出てきます。そしてデザートは定番のフォンダンショコラ。このフォンダンショコラは本当に沢山の人が作っていて、毎回必ず一人はいます。レストランなどで食べると中のとろーっとしたところがおいしいのですが、やっぱり皆素人なので、四苦八苦でとろとろに焼けるようにしています。。

またお料理も見ていておもしろいのですが、番組のナレーターの厳しいコメントやドライなユーモアなども抱腹物。そして、やっぱり、グループごとに参加者が違うので、皆で仲良くなったグループあり、けんかばっかりしていたグループあり、異常なほど負けず嫌いの人がいたり、などなどイギリス人と一口に言っても、色んな性格や職業、人種の人が混ざっていて、本当に見ていておもしろいです。各参加者のお料理、おもてなしスキルもさることながら、グループダイナミックスを観察しているだけでも見る価値ありです。

かの有名なスーザンボイルが誕生したBritish's got talentや世間を騒がせた、X-factor、はたまたイギリス版メロドラマ、Emmerdale、などなどおもしろい番組は探せば結構あるのですが、Re-runなどでも毎日放送している「Come Dine With Me」が今一押しです!

2010年02月23日(火) written by Ayako from (イギリス)
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