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ニューカレッジ少年合唱団

ニューカレッジ少年合唱団
歴史あるニューカレッジ
 英国トップの聖歌隊と言われるオックスフォード大学のニューカレッジ少年合唱団のパフォーマンスを見に行きました。40年間こちらの聖歌隊を指導されてきたヒギンボトム氏が退職されるということで、彼の指揮よる最後のイーヴンソングだったのです。合唱団の「パフォーマンス」と言ってもニューカレッジに併設される教会での礼拝の一環であり、公演後に拍手などはありません。大学の学期中はほぼ毎日のように、こちらの礼拝が行なわれています。礼拝なのでチケットなどはなく無料ですが、寄付を募ることもあります。
ニューカレッジは、オックスフォード大学の中では最も古いカレッジの中のひとつで、1379年に創設されたと言われています。「ニュー」というのは、当時としては新しかったことから付けられた名称で、今となっては大変古いカレッジとなっています。聖歌隊の礼拝が行なわれる教会も古く、厳かな雰囲気と素晴らしい建築で大変見応えがあります。教会内には、名画家エル・グレコの作品も飾られており、ヨーロッパの古い歴史を感じされてくれます。

この日は、ヒギンボトム氏最後の指揮の日とあり、多くの人が礼拝にやってきました。いつもはすぐに入れる教会も長蛇の列となりました。ニューカレッジスクールでトレーニングする聖歌隊の少年達は皆エリザベスカラーのコスチュームをまとい、キャンドルライトの灯りで楽譜を照らしながら歌います。まるで、中世ヨーロッパの世界に迷い込んでしまったような、幻想的な風景、そして天使の様な美しい歌声を披露してくれる聖歌隊にうっとりしてしまいます。ヒギンボトム氏の40年間の歴史が幕を閉じると、この日は珍しく拍手が巻き起こりました。
2014年07月04日(金) written by あっこ from (イギリス)
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