PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201009033506

夏目漱石も訪れたロンドン塔

夏目漱石も訪れたロンドン塔
歴史深いロンドン塔
 ロンドンへ行ったことがなくても、ロンドン塔の名前を耳にしたことがある方は多いと思います。夏目漱石も約100年前にこの地を訪れ、同名の「倫敦塔」という小説を書き遺しています。
もともと城塞として建設されたこのロンドン塔。ウィリアム1世がロンドンを外敵から守るために堅固な要塞の建設を命じ、その後3世代目で遂に完成に至りました。ロンドン塔は1625年ジェームス一世の代まで国王が住居する宮殿として使用されていたと言われていますが、1282年ごろより貴族の政治犯を幽閉したり、処刑したりするようになっていました。14世紀ごろからは処刑場としての役割が色濃くなって行きます。

夏目漱石も訪れたロンドン塔
王室所有の武器や鎧
ロンドン塔と言われて思い出すのが、悪名高い英国王のヘンリー八世ではないでしょうか。英国最初の黄金期を築いたエリザベス1世の父、ヘンリー八世(1491−1547)は妻や側近たちを次々に処刑したことでも知られています。彼によって、処刑場としてのイメージが強くなってしまったロンドン塔ですが、現在はイギリス王室が所有する宮殿の一つとして活躍しています。
中でも塔に保管されている「カナリン(別名:偉大なアフリカの星)」と言われる世界最大のダイアモンド。なんと530.20カラットもあります。カナリンは1907年に南アフリカのトランスヴァール共和国から英国王のエドワード7世へ66歳の誕生日ブレゼントとして贈られたものだそうです。それ以来イギリス王室が保管し、ロンドン塔で公開展示されています。

その他、ロンドン塔ではイギリス王室が所有する歴史的な武器や鎧、王室の宝石類などが見学できます。中世から続く、イギリス王室の光と影をご覧になりたい方は是非ロンドン塔に足を運んでみてください。

2010年09月03日(金) written by あっこ from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。