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妊婦 in the city

妊婦 in the city
TFLでもらえる妊婦さんマーク

 世界屈指の金融街、ロンドンのシティーで働く妊婦にとってキニナル通勤事情。ロンドンの朝夕の通勤ラッシュは日本の東横線並みの混雑具合です。。。特にわたしの使っているノーザンラインはミザリーラインそのもので毎朝の北からシティーに下ってくる電車の混雑具合はなかなかのものです。人口密度で言ったら多分東京の方が全然高いと思うのですが、なんせ人種のるつぼのロンドンは色んな種類のおっきい人たちもわんさか乗ってくる上に、なぜかみんな荷物がでかい。そして、夏でも空調は入っていないので電車(というかバンク駅ではプラットフォームというか駅に入っただけで)の中はサウナ状態。そんな中体調の良い日でも立ちっぱなしの通勤はなかなか辛いのですが、妊婦になってみると、さらに辛さが倍増。

 妊娠が分かってからすぐにつわりの始まったわたしは電車に乗るのも一苦労、ましてやラッシュアワー。心配した夫が朝一緒に通勤して席を譲ってもらうのを手伝ってもらう。。というあまり日本ではありえないアクティビティーをしていたのですが、さすがに毎日一緒はスケジュールが違うため難しいので、自分ひとりでも通勤できるようにならなければいけませんでした。日本では「妊婦さんマーク」のキーホルダーみたいのをもらえると思うのですが、ロンドンではbaby on board(赤ちゃんが乗っています)とシンプルに書かれたバッチがもらえます。まだ妊娠初期だとおなかも目立たないしなんとなく恥ずかしかったのですが、夫にも助産婦さんにも堂々とバッチを付けて、「席譲ってください」て言うのよ!と念を押されていたので恐る恐るバッチを付けての通勤を始めました。


 すると、さすがは紳士の国イギリス、たとえロンドンの人口の50%が移民で本物の英国紳士はいなくなったとしても、バッチを付けて立っているとほぼ100%席を譲ってもらえます。特に座席の一番端っこは通常優先席なので、その前に立てばよほどのことがない限り席を譲ってもらえます。また、本当に激混みのラッシュアワーの場合は席の近くまで行くのも不可能なのですが、そんな場合でもバッチに気づいた人が席の近くの立ち位置まで移動させてくれて、もじもじ立ってると誰かが「座る?」と必ず聞いてきてくれます。ちなみに優先席で寝ている人を隣に立ってたおじさんが起こしてくれたり、すごく遠くの席の人でもバッチを見たらすぐ反応してくれます。

 日本で妊婦になったことがないので、日本の状況は分かりませんが取りあえずロンドンの妊婦通勤事情はおなかが目立つ前でもバッチを付けてればかなりの確率で席を譲ってもらえるので安心して激混みの地下鉄に乗り込むことができます。ただ、何気にベビーブームのロンドンでは(イギリスの出生率は2.0人以上だそうです)同じ車両に何人も妊婦さんが乗っていて、最高で4人並んで妊婦さんで座って通勤になったことがあります。その時はわたしのおなかが一番小さかった(というかまだ見た目は全然妊婦じゃない)ので少し恥ずかしかったのですが。。。



2014年09月16日(火) written by Ayako from (イギリス)
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