イギリスではイギリスが得意とする料理にチャレンジしてみて | イギリス

フランス料理もなかなかの美味

　イギリスに住んでもう11年になりますが、もうすっかり慣れてきたということもあって、食事に困るということはありません。昔は悪名高かったイギリスの食事も今ではレベルもかなり上がり、世界の標準レベルには追いついていると思います。特に、地元のモダンブリティッシュ（新しいスタイルのイギリス料理）やフランス料理、タイ料理やレバノン料理、インド料理、広東料理などは、美味しいレストランもたくさんあります。

　ただ、日本料理のちょっとしたブーム（まだ大きなブームとまでは言えませんが）もあり、以前よりも和食のお店は増えたものの、（もともと人気があった料理というわけではなかったせいか）和食のレベルはまだ高いとは言えません。また、韓国料理や広東料理以外の中華料理（日本人が親しんでいるタイプの）も多くなく、美味しいお店と出会える確率は多くないのが現状です。

　残念ながら、日本人が食べ慣れている和食や韓国料理といったものは、イギリスではチャレンジしない方が無難かもしれません。

せっかくイギリスに行くのであれば、ぜひイギリスが得意としている料理を食べていただきたいと思います。モダンブリティッシュはもちろんのことですが、日本ではなかなか食べ慣れることのないレバノン料理にトライしてみるのも面白い体験になるのではないでしょうか。

また、イギリスでいただくフランス料理は、本場の味に近く、コッテリとしていて、「日本風」にアレンジされていない「本格派」を楽しむことができます。

　イギリスでは、日本で食べ慣れているものを食べようとすると失敗する可能性も高いので、現地の人のオススメを聞いて、美味しいレストランにチャレンジしてみることが旅の成功につながるのではないでしょうか。