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英国NHSかかりつけ医の難しさ 日本医療のありがたさ

 7月初旬から日本に一時帰国をしています。
去年の夏も帰ってきたので1年ぶりの帰国でしたが、この1年で体調不良が続いていたので、帰国直後から病院巡りが続いています。

その中、まさかの子供の通院が続いています。こちらの原因が「イボ」(verruca)でした。実は春先から子供の足の指に数個のブツブツができていたのですが、そのイボを取り除くのに通院が始まったのです。

NHSでは自分の家から近い場所のGP(一般医/かかりつけ医)に登録をします。そして具合が悪いときなどに電話連絡をし、そのうえで診療を受けることになります。診療は無料と言うことで響きはよいのですが、朝8時半に電話ラインがあくと同時に電話が殺到することもあり、つながった9時の時点で「本日の予約はいっぱいです。また明日かけてください」と言われることも多々あります。もちろん、痛みが尋常じゃない場合などは「救急へ」と言うことになります。

 このシステムにより、ブツブツのなおりがあまりにも悪いので、GPに連絡をしたのですが、「痛みがなさそうであれば、子供だし、治ると思うし、様子見で」と言うことでした。事実、広がる様子もなく、痛みもなさそうで、素人目には「タコ…?」と言うくらいでした。市販薬をすすめられたので買いに行きましたが、治る様子はいっこうにありませんでした。

そして今回日本に帰国してすぐに皮膚科に行ったところ「人への感染はないけれど、このイボはウイルス性のため放置では治らない」とのことで、液体窒素治療(Liquid nitrogen)となりました。まさかの通院で、正直、イギリスで早くに病院にかかれていればと思いました。


 イギリスのNHSについては、日本帰国時に時折「テレビでみたけど無料でいいね」と人に言われることがあります。でも日本のように専門医にすぐかかることができ、予防医療の認識があることの方が羨ましい…と思わざるを得ません。

今回は子供のイボだけではなく、私の変形関節炎も含め(こちらもNHSでは専門医にまわしてもらえなかったのです)、日本で専門医の医療がすぐに受けられることのありがたみを身に染みて感じています。


 渡英予定をしており、持病がある方や、長期でもらっている処方箋がある方は、病院からの診断書などを翻訳して持って行くことを強くお勧めします!


参考「NHSでGP(一般医)予約」(2015年7月14日)
https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-201507145847.html

参考「NHS Heatlth A to Z」(※英語のみ。症状別に説明があります)
https://www.nhs.uk/conditions/osteoarthritis/



2023年08月08日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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