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パブリック・フットパス・ウォーキング

パブリック・フットパス・ウォーキング
私たちが気になる雄牛
 イギリスの田舎(カントリーサイド)を散策したことがある方なら、一度は目にしたことのある「Public Foot path(パブリック・フットパス)」のサイン。パブリック・フットパスは、一般の通行人にも通り抜けることを保証されている道のことを言います。この道は、国有、私有に限らず、その土地を誰でも突っ切って良いという権利が与えられているのです。歩くことが大好きなイギリス人たちが100年以上も前から続けてきたシステムなんだとか。
フットパスは、細い砂利道だったり、獣道だったり、時には道なき道だったり、場合によってはかなりワイルドな条件の場所もあります。家畜が逃げ出さないように設置されている柵を乗り越えながら(柵を乗り越えるための小さなステップも用意されています)歩き続けるのです。中には農場や誰かのお家の敷地内を突っ切る道もあり、なかなかの大冒険。なんと、ゴルフ場や牧場を通るような危険を伴う道もあるそうなのですが、すべて自己責任で通行してもよいことになっています。

私は、先日サイレンセスターのバーンスリーという村にあるフットパスを散歩してきたのですが、実際に放牧場を突っ切る道を通りました。50メートルほど先に牛の群れが放牧されていたのにもかかわらず、一緒にいたイギリス人の仲間は「雄牛に襲われないように気をつけよう」と言いながらものんびりと歩いていました。案の定、雄牛は私たちの通行を快く思わなかったらしく、遠くから「モーモー!」と私たちを威嚇していました。

しかし、そんな風に自然を身近に感じながらのんびりと、時には真剣勝負なお散歩を提供してくれるパブリック・フットパス。イギリスのカントリーサイドにお越しの際ば、ぜひ通ってみてほしいものですね。

2011年10月28日(金) written by あっこ from (イギリス)
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