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イギリス人との国際結婚

イギリス人との国際結婚
イギリス流の家族のかたち
 イギリスでは、日本よりも多くの国際カップルを見かけます。私自身もイギリス人と国際結婚をしているものの一人ですが、結婚生活は楽しい発見の毎日でもあり、また地道な努力と忍耐との戦いでもあったりします。
国際結婚で一番大事なことは言葉(会話)です。愛に言葉なんていらないと考える言う人もいますが、これは幻想だと思います。できるかぎり、お互いの言語や文化を知っておく必要があるでしょう。お互いに異なる文化で育ってきたということは、かなり違う価値観を持っていることはあたりまえのことです。そういうなかで、自分の価値観を否定されることは頻繁にあります。そこで憤慨して必ず喧嘩になります。ここでお互いの立場を説明し、歩み寄っていくのに言葉が必要なんです。しかも、できるだけ正確に伝えられるだけの語学力が必要です。そうでなければ、関係はどんどんこじれて行ってしまうかもしれません。

イギリス人をはじめとするヨーロッパ人はよく個人主義者とよく言われているように個人個人を尊重します。つまり、一人ひとりが自立し、自分の意思ですべてを行うことを大事にしています。そういった考え方から、奥さんを(小さな子供がいない限り)専業主婦にしておこうという考え方は始めからありません。日本人の奥さんがイギリスで、しかも完璧でない英語で仕事を見つけるというのは決して簡単なことではありませんが、旦那さんがその事実を理解できるようになるまでは時間がかかることがあります。実際に、英国人の女性の多くが「専業主婦にはなりたくない」と考えている人が多いので、男性もその考え方に慣れているようです。決してお金が目あてではなく、一人の人間として(経済的にも精神的にも)自立するべきというイギリス的な考え方があるようです。

確かにイギリス人は小さな気配りが上手な人たちではありますが、自分の奥さんを手放しでお姫様のように扱う旦那様像をイメージしてしまうのは決して現実的ではないと思います。結婚とは国際結婚に限らず、人生のパートナーと楽しい時間を共有することが一番重要。お互いに外国人だからと特別な期待はせずに、協力し合いながら毎日を過ごすことに幸福を見いだせるようになりたいですね。


2010年04月30日(金) written by あっこ from (イギリス)
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