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ロンドン生活の醍醐味 − ストライキ

ストライキ、というと日本では滅多に経験しないことなので、海外ならではの経験なのかもしれません。この秋、ロンドンでは地下鉄のストライキが9月、10月、11月に1回づつ予定されていて、大体が24時間ストライキなので、夜に始まり、朝起きるころにはいつもはあんなにのんきに走っているチューブも全て姿を消してしまい、ロンドンはとても交通の不便な街に早変わりします。ロンドンに限らず、他のヨーロッパの都市や、わたしが以前住んでいたニューヨークでも大規模な交通網のストライキはありました。東京でも、今は東京メトロとして平和に走っていますが、わたし達の親の世代が若かった頃はよくストライキがあったそうです。

ロンドンTFLでのストライキはIndustrial Actionが原因、つまり、組合側と経営者側での給料や雇用条件などが一致しないのでストライキ、を行うのですがウワサよるとTFLの従業員はなかなかよいお給料をもらっているらしいです。。(そのわりに、普段よく止まったりするのですが)今回のストライキもTFLで計画されているリストラ反対のためのストライキでした。

まず、ストライキになるとほぼ全部の地下鉄が止まります。なので自ずとみんなバスやオーバーグラウンドやナショナルレイルを利用するのでそれらの電車はとても混み、さらにバス停にも長蛇の列ができるので、なかなかお目当てのバスにも乗れません。道も混んでいる上に普段はしないのに、自転車に乗って通勤する人が増えるのでとても危ないです。

しかし、どんなに全部地下鉄が動いてなくてもなぜか1本か2本くらいスペシャルサービスでものすごい遅延しながらなのですが走っていたりします。今回の9月10月のストライキの時にはノーザンラインが動いていました。わたしは普段よりも1時間くらい早くお家を出たので普通に空いていて、ほとんどの駅も閉まっていて止まらなかったので、かなり早くオフィスについてしまいました。

ストライキがある場合、前もって知らされるので充分に余裕を持ってオルタナティブルートの検索をしたり、バックアッププランを考えておくことが大切です。また、普段どおりの時間に起きて会社に行こうと思っても、絶対に同じようには行かないので、ストのせいにするのではなく、30分でも1時間でも早めに起きてできるだけ混雑を回避して、いつもどおりの時間にオフィスに着くなどの努力も必要です。ロンドン圏内に住んでいる人だったらシティーエリアまで通うのに、なにかしら方法があるのでなるべくシンプルに行ける方法を考えたほうがいいと思います。また、道も混んでるし、バスも電車も満員で、乗るのも列など並ばずに入ったもん勝ちなので、絶対にぺたんこ靴をはいて行った方がいいと思います。

本当にストライキは不便だし、何と言っても電車もバスも混むのでうれしくないのですが、よくよく考えてみたらストライキ並みの混雑は東京(とくにわたしの使っていた東横線や田園都市線など。。は最悪!)の通勤風景ではまったく普通の日の風景、だったような気がします。ただ1つ違うのは、丸の内会社員時代のわたしはただでさえ背が高い方なのに毎日ハイヒールで通勤していたので、満員電車でもみんなの頭1つ分背が高く、酸素を吸うことができたのですが、ロンドンのチューブ内では背の高いイギリス人ビジネスマンの谷間にぺたんこ靴のわたしは丁度みんなの脇辺りに顔が来るのできれいな酸素を吸えなくなってしまったことです。。

2010年11月16日(火) written by Ayako from (イギリス)
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