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ルイス島のチェスマン

ルイス島のチェスマン

先日、アウター・ヘブリディーズ諸島についての記事を書きましたが、ルイス島をドライブ中に巨大なチェスの駒の像に遭遇しました。

1831年にこの像の付近にある砂丘の中から、傷ひとつない形でチェスの駒一式が発見されたそうですが、そのチェスの駒は12世紀頃にノルウェーで作られ、ルイス島に何らかの目的で持ち込まれたものなのだそうです。

セイウチの牙または鯨の歯で作られているという駒の種類には、王(キング)、王妃(クイーン)、司教(ビショップ)、騎士(ナイト)、番兵(ルーク)、歩兵(ポーン)があり、ポーン以外は人の型をしています。

目を閉じているキング以外は目を大きく開き、何かに驚いているような、悲しんでいるような、なんとも言いがたい表情をしています。なぜ、クイーンが頬杖を付いているデザインなのかも、とても興味のあるところです。(ちなみに写真はキングのものです)

『ハリーポッターと賢者の石』の映画の中で、ハリーが巨大なチェスで戦うシーンがあったのを覚えていますか?そのシーンに使われていたチェスの駒がまさしくこのルイス島のチェスの駒です。映画に登場して以来、このユニークなデザインの駒は大変な人気を集め、数々のレプリカが登場しています。

ルイス島で発見された駒の11個はエディンバラの国立博物館に、残りの82個はロンドンの大英博物館に展示されています。これらの博物館に訪れる機会があれば、ぜひ見つけてみてください。

ところで、最後にチェスの起源はインドにあることを知っていましたか?インドから東へ伝わったものが将棋になり、西へ伝わったものがチェスとなったという説が有力で、将棋とチェスがとても類似していることも頷けます。


2011年11月04日(金) written by Miyo from (イギリス)
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