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ダーニングで愛着のある服に変身!  北イングランド

ダーニングで愛着のある服に変身!  北イングランド
本とキノコ型ツール

 逃げる2月も早いもので半ばを過ぎました。ニューカッスルではせっかく庭先に咲いたクロッカスやスノードロップが立て続けに来る嵐のせいで、すべて寝てしまいました。春までにはあと少し、辛抱が必要のようです。
さて、タイトルに書きました『ダーニング』(Darning)−みなさんは聞いたことがあるでしょうか?私がこの言葉に出会ったのは、数年前だったと思います。ヨーロッパ各国にある服の修繕法で、ここ英国ではダーニングと言われます。野口光(ノグチヒカル)さんと言う方が出版された本を目にしたのがきっかけでした。



ダーニングで愛着のある服に変身!  北イングランド
センスが問われます!

 手先が器用ではないけれど、編み物(過去記事『雨の日に編み物』)やリメイクなど、とにかくやってみたい気持ちがあるので、もちろんすぐに本は購入。幸い、Amazon UKで翻訳されたものが販売されていました。
*題は『Darning repair make mend』です。
英国のドラム式洗濯機はなぜかネットに入れても靴下や特にTシャツ、セーターに穴が開くことが多く、その度に捨てるはめになっていました。この穴にダーニングマッシュルームと言うキノコ型のツールをあてがい、縦糸を張り、そこに横糸を織りこむイメージで塞いでいきます。要領は日本の刺し子にも通じるところがあります。ダーニングを知ってからは、穴が開くことすら苦にならなくなってきました!


 私の力量とセンスがないがために、身内からは『みすぼらしい』との厳しい意見が飛んできますが、そこは自己満足の世界。針を持っている間はマインドフルネスになるので、私や子供のものはダーニングで繕っていきたいと思います。


ダーニングで愛着のある服に変身!  北イングランド
右のズボンはどうしようかな?

 ここ数年、国連開発計画が呼びかけるSDGs(Sustainable Development Goals)と言う言葉を見かけることが多くなりました。「発展」とは少し違うかもしれませんが、『持続可能』な、小さな積み重ね(この記事では大量廃棄されている服の問題について)が、ダーニングで1つのアイテムを長く愛着を持って大事にすることで、少しでも将来のどこかにプラスの貢献としてつながるかなと期待しています。
参照
野口光さんの公式サイト『hikaru noguchi darning』
https://darning.net/



2022年02月22日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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