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音楽セッションの楽しみ方

音楽セッションの楽しみ方

音楽でセッションというと、ジャズを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。実は、スコットランドの伝統音楽にもセッションという演奏形態があり、パブなどで生で聴くことができます。

スコットランドのセッションはとてもカジュアルなもので、楽器が弾ければ基本的に誰でも参加できます。むしろ飛び入りはミュージシャンたちに大歓迎されるくらいなのです。

ギター、フィドル(バイオリン)、アコーディオン、ティン・ホリッスル、フルート、ハープ、ドラムなど各々が好きな楽器を持ち寄り、誰からともなく自然に演奏が始まります。

セッションで演奏されるのは、セッションの定番でよく知られている「セッション・チューン」と、スコティッシュ・ダンスの際に演奏される「ダンス・チューン」の主に2つです。

これらのチューンにはいくつかの種類があり、例えば、4分の4拍子で早いテンポの「リール」、8分の6拍子の「ジグ」、ゆっくりとしたテンポの「ストラスペイ」などがあります。そして、セッションではキーが一緒のストラスペイとリール、ジグとリールなどを組み合わせて、「セット」として数曲続けて演奏することがよくあります。曲の途中でテンポが変わったなと思ったら、次の曲に変わる合図です。

面白いことにスコットランドのセッションでは楽譜は一切使われず、ミュージシャンたちは始めて演奏するチューンでも、まず耳で覚えてメロディーを覚えていきます。

セッションはお客さん向けのパフォーマンスというよりも、ミュージシャンたちのための集まり。キーを変えて演奏してみたり、独自にアレンジを加えてみたりと、聴いている人たちよりも演奏している本人たちが実に楽しんでいる様子が見られます。

ミュージシャンたちはリズムを取るために「フット・スタンピング(足踏み)」を演奏中にしているのですが、それがまたドラムの役割も果たしてさらに雰囲気を盛り上げてくれます。もちろん、聴いている皆さんもフット・スタンピングを忘れずに!


2010年11月19日(金) written by Miyo from (イギリス)
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