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イギリスの桜

イギリスの桜
イギリスの桜も美しい
日本はおそらく、桜が満開の季節になっているのでしょう。日本を離れていると、春の訪れの象徴でもある桜の下でお花見ができないことに寂しさを覚えます。
長く寒い冬を乗り越えたイギリスもここ数週間ですっかり春の気配を感じるようになりました。ぽかぽかとした陽気の日が続き、蜜蜂が飛び回り、たくさんのリスが顔を出すようになり、鳥たちのさえずりも幾分元気になったようです。3月29日からはサマータイム(夏時間)の開始により時計が1時間進んだため、日がより長くなりました。サマータイムが始まると、いよいよ冬は完全に過ぎ去っていったものだと感じるようになります。

イギリスはイギリスで、日本とは違う春の訪れを感じさせてくれるものだなあ、などと感慨に浸っていたのですが、なんと最近オックスフォードでも桜が咲き始めていることに気が付きました。日本の桜に似た白っぽいものから、濃いピンク色をした少々めずらしいものまで、さまざまな桜が目につくようになりました。中にはチェリー・プラムという日本の桜とはちょっと異なる種類のものもあるようです。残念ながらすべては街路樹で、お花見をするほどの本数ではないのですが、桜の木の下を通るたびに日本的な情緒を思い起こさせ少々センチメンタルな気分になります。風が吹くと、花びらが雪の様に舞うその姿は日本のものとなんら変わりはありません。

イギリス在住のアメリカ人の友人が、日本に滞在していた時に桜前線を伝える日本のTV番組を見て驚いたことを教えてくれました。そこまで真剣に桜の動向を追う日本人の季節感に感心したのだそうです。またその後、彼はイギリスには桜ならぬラム前線(子羊出産)情報があることを知り、桜と子羊の差ながら春の訪れを心待ちにする両国の国民性は似ているのかもしれないと語っていました。
2009年04月03日(金) written by あっこ from (イギリス)
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