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白州次郎の母校、ケンブリッジ大学クレアカレッジ

白州次郎の母校、ケンブリッジ大学クレアカレッジ
荘厳なクレアカレッジ

 突然ですが、みなさん、白州次郎をご存知ですか?戦後の日本の首相、吉田茂の右腕となりフィクサーとしてGHQと渡り歩いたといわれる人物です。現在でも、そのダンディな生き方で注目され根強い人気を誇っています。
実は白州次郎、戦前にケンブリッジ大学に聴講生として留学していた過去があります。


 大変裕福な家の生まれのうえ、性格も豪快だったそうで、留学中もイギリスやヨーロッパ旅行で高級車のベントレーを乗り回していたと言われています。ちなみに白州次郎が在籍していたのは、ケンブリッジ大学のクレアカレッジだったそうです。彼の流暢でオックスブリッジスタイル(教育を受けた)の英語は、このクレアカレッジ仕込みだったのかもしれません。

 クレアカレッジは、1326年に創設されたケンブリッジ大学で2番目に古いカレッジです。荘厳な建築だけでなく、カム川にかかるケンブリッジで一番美しいと名高い古い橋があり、また美しいイングリッシュガーデンも併設されています。白州次郎は、同カレッジで西欧近代史を学んでいたそうです。また、名家出身のイギリス人の友人との交流の幅を広げ、西洋の上流階級とも上手につきあっていける社交術を学んで行ったものと思われます。

 ケンブリッジやオックスフォード大学では、フォーマルな席での会食が頻繁に行われており、そこではマナーや話術、身のこなしなどが磨かれていくといわれています。日本では、フォーマルな席で会話を楽しむという文化があまりないこともあって、若い日本の学生さんたちはこういった雰囲気に飲み込まれ、戸惑ってしまうことが多いようです。大人らしい社交術を学んで、白州次郎のように欧米でも物怖じしない日本人が、いつかもっと増えるといいですね。


2016年09月13日(火) written by あっこ from (イギリス)
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