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The Hunterian Museum

The Hunterian Museum
チャールズオブライアンの
がいこつがウェルカム
ロンドンと言えば大英博物館やナショナルギャラリー、自然史博物館、V&A美術館、などの世界的にも有名な博物館や美術館が満載なことでも有名です。また大規模な博物館以外にも昔の貴族の邸宅を改造した個人コレクションの博物館やモダンアート・アバンギャルドな小美術館、など本当に沢山見るところがあり、博物館・美術館好きの人にはとてもうれしい街です(しかも、大体は入場無料です!)。
その中でも私が最近行ってよかったのが、ホルボーン駅近くのThe Huntarian Museum !ここは何を隠そう、個人コレクションのがいこつやホルマリン漬けのサンプルがオンパレードの手術博物館なのです。18世紀のイギリスの名外科医であったジョン・ハンター氏の個人コレクションがハンター氏の死後政府によって買い上げられ、Royal College of Surgeons of Englandの一部に併設されています。医学生ではなくても見学はできるのですが、かなり衝撃的な展示物やデモンストレーションビデオなども置いてあるので、実際に解剖学や病理学を勉強している人達におススメです。

The Hunterian Museum
ホルマリン漬けだらけ
博物館自体はLincoln's Inn Fields の目の前にあり、2階建ての小規模な展示になっています。入ってすぐまず、地上2階分のホルマリン漬けのコレクションに圧倒されます。小動物の解剖や病理学用の様々な臓器のサンプル、など大小様々なビンがところ狭しと並べられています。そして、入り口からまっすぐのところに2メートル31センチの大男のがいこつ(1780年代にロンドンに住んでいたアイルランド人、チャールズ・オブライアン)が堂々と展示されています。このジャイアントがいこつ、実はいわく付きで、本人(チャールズ)が亡くなった際、彼の遺言で海に遺体を沈めて欲しい、ということだったのですが、ハンター氏は関係者を買収し(£500と、言われています)、海に沈める前の日に内緒で遺体を盗んで代わりに棺に同じ重さの石を詰めた、ということです。
The Hunterian Museum
手術史
また、昔の手術道具や模型の展示、そして手術の歴史、など興味深い展示が沢山あり、2階の1部では手術の体験?(キーホール手術の操作がテレビ画面に繋がっていて見ることができる)や様々な手術のお手本ビデオ(モザイクなしなのです。。)なども見ることができます。
この夏、たまには少し違った趣向の芸術、歴史をハンタリアン博物館で経験してみてはいかがでしょうか?
2010年06月01日(火) written by Ayako from (イギリス)
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