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テートモダン「William Klein + Daido Moriyama」

テートモダン「William Klein + Daido Moriyama」
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テートモダンで来年1月20日まで公開のエキシビション「William Klein + Daido Moriyama」http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
ニューヨークと東京を軸に、それぞれの視点で切り取られた写真がかなり魅力的に展示されています。ローマなどの他の街も取り上げられていますが、「都市」というテーマがそこには存在していました。
テートモダン「William Klein + Daido Moriyama」
piece by William Klein
ニューヨークの姿を写したこの写真はウィリアム・クラインの作品。とても大きく、静かで強く、印象に残った1枚です。彼の写真に登場している人々はみな輝くような笑顔が共通点です。そこがどこであっても、希望を持ち日常を歩んでいる人間の一瞬を捉えている。きっと、彼自身も陽気な人なのだろうと容易に想像できます。
テートモダン「William Klein + Daido Moriyama」
piece by Daido Moriyama
こちらは森山さんの作品。日本人にはお馴染みの光景ですね。表情の話をすれば、彼の作品に現れる人々は後姿や横顔が多く、どこか寂しげです。彼の作品をポストカードで購入しパリの友人にプレゼントしたところ、とても喜ばれました。「都市における淋しさ」という漢字を書いてほしい、と頼まれました。想像力の働く写真はきっと魅力的で、東京という舞台にそのテーマは合っているのでしょう。

テートモダン「William Klein + Daido Moriyama」
Audrey Hepburn by William Klein
ウィリアムさん、森山さんともに世界が動いてきた時代を生きています。ウィリアムさんは世界的なファッション雑誌「VOGUE」での仕事を手掛けてきました。この、若きオードリー・ヘプバーンのインタビュー記事の写真も彼の作品です。
ウィリアム・クラインは「瞬間」を、森山大道は「空間」を切り取る写真家だとわたしは思いました。ぜひ、エキシビションに足を運んでみて下さいね。
2012年12月04日(火) written by Helen from (イギリス)
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