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郊外へショートトリップ! ストーンヘンジへ

郊外へショートトリップ! ストーンヘンジへ
まわりに何もない草原のなか、
独特の雰囲気を持って立っている。
「ストーンヘンジを見に行くんだ」と嬉々として言うと、たいていの人は「あー…、ストーンヘンジね」と複雑な表情をします。どういうことかと思ってたずねると、「あまり期待しないほうがいいよ」との答え。イギリス人しかり、旅行者しかりです。しまいには「でも大丈夫! あなたはこうしてほんとのことを知ったからがっかりしないよ!」と肩をたたかれてしまいました。
そんな経緯があってのストーンヘンジ見学。今回、バスツアーを利用して行きました。ウィンザー城、バースとまわり、午後ストーンヘンジへ。ひつじや牛のいる郊外のなかを進んでいくと、突如視界がひらき、草原の真ん中に巨石の一群が立っていました。
ストーンヘンジのまわりにはロープが張ってあり、芝生のなかには入れません。あの石に触りたい、隙間を歩きたい、という衝動をおさえながら、オーディオガイドを耳にあて進みます。
カリフォルニアのグランドキャニオンとも、オーストラリアのエアーズロックとも違います。天に届きそうなほど大きいとか、圧倒されるほど力強いということもありません。角のとれた石が360度見渡せる敷地に静かに並んでいるだけです。それでもじっと見ずにはいられず、これが紀元前から存在していたのだと思うとため息が出ました。積み重なった様子やコケらしきものがはえた表面を見ていると、誰が、いつ、どうやって、何のために、と摩訶不思議なものに対する興味が自然とわいてきます。

郊外へショートトリップ! ストーンヘンジへ
寝っころがって、
全身で太陽の光とパワーを受け取る人。
写真を撮るのにもインスピレーションがかきたてられるのか、みんないろんなポーズをとっていました。なかには組体操をしながらカメラに笑顔を向ける五人組の女の子たちの姿も。レンズ越しに巨石を見ると、空も含めて独特の景色が広がっていることに気づきはっとしました。
遊歩道から少し離れたところでは寝っころがっている人もいました。この国特有のひなたぼっこなのかと思いましたが、それにしてはリラックス感がたりません。手も足もまっすぐにしてあおむけになっている様子を見て、全身でこの不思議な巨石建造物のパワーを吸収しているのだと気づきました。
世界遺産であり、近年ではパワースポットとしても有名なストーンヘンジ。たくさんの謎にあれこれ思いをめぐらしながら、後世に残したいもののひとつです。
2011年08月05日(金) written by maho from (イギリス)
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