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イギリスの冬の必需品。

「イギリスの冬は寒くて、長くて、暗い。」まさに3重苦(笑)といった感じですが、これがイギリスの冬に対しての一般的なイメージではないでしょうか。

そんなイギリスの冬を快適に過ごすためになくてはならないものといえば、なんといっても「セントラルト・ヒーティング」でしょう。セントラル・ヒーティングとは、部屋の壁に取り付けられている室内暖房器具のことなのですが、イギリスではこの手の暖房が一番ポピュラー。

見かけは厚さ10センチほどの白い鉄板で、その鉄板の中を循環するお湯の放熱によって、部屋を暖める仕組みになっています。このセントラル・ヒーティングは家の至る場所を完全網羅していて、各部屋に1つ、リビングに1つ、キッチンにも1つ、そしてバスルームにも、廊下にもあるんです。部屋の大きさによって、セントラル・ヒーティングの大きさも様々。大きな部屋には大きく、小さな部屋には小さいものが設置されています。

熱湯の放射熱で家中を暖めるというなんとも原始的な方法ですが、とても心地よい暖かさで、ストーブやファンヒーターのような匂いも音もありません。うっかり消し忘れてしまって外出しまっても火事になるという危険性もありません。タイマー機能もついていて、予め使いたい時間にセットしておくこともできるのです。白い鉄板は触っても大丈夫な位の熱さ。タオルや洗濯物をかけておくと、あっという間に乾くので、乾燥機としてもとても便利です。

光熱費もそれほどかからないようで、節約質素をこころがけるイギリス人に広く浸透したのもうなずけます。日本でもセントラル・ヒーティングがあったら便利なのに、とも思うのですが、日本のコタツにはやはりかないませんね。
2007年12月07日(金) written by Miyo from (イギリス)
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