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202006096612

マスク着用が義務付けに 
Face coverings are to become compulsory in England

マスク着用が義務付けに
既製品と手作りマスク

 私にとって衝撃的なニュースをここイングランド(*注)で見ることとなりました。それは、新型コロナウイルスのパンデミックによる外出規制(ロックダウン)、そして規制緩和を受けての、公共交通機関を利用する際のマスク着用義務付けのニュースです。


はじめに:当記事は6月5日付に執筆したものです。また扱っているニュースでは「マスク」ではなく、"face covering"という言葉が使われています。直訳すると顔を覆うものです。ただし便宜上、下記に続く記事内では『マスク』としています。ご了承ください。

 イングランドでまさか「マスク」が着用義務になる日がくるとは、正直思いませんでした。というのも、まず私が10日に1度買い出しに行くスーパーでは、すれ違った人を数えてみたところ(だいたい)50人として、マスクをしていたのは4人。うち2人は私を含めたアジア人でした。ゴム手袋をしている人の方が多いのです。またちらほら聞くと、マスク懐疑派がまだ多くいることもあります。例えば私がよく行くスイスでは、医者や識者の方々が『マスクはむしろ良くない。なぜならマスク内の環境を悪くするから』とニュースで語っていると言うのです。実際そのニュースをスイスの人がどのように受けているかは知りませんが、「マスクが簡単に手に入らない」欧州でのマスク着用義務付けが、どのように人々に受け入れられるか非常に興味があります。


 マスク着用は『バス、トラム、電車、長距離バス、飛行機、フェリー』でしなければなりません。ただし例外として、非常に幼い子供、障碍者そして呼吸器の疾患(英語:Breathing difficultiesを拙訳したものです。ご了承ください)のある者の着用はなくてもよいそうです。
マスクについては、医療用マスクは医療のために保管されておくべきであり、旅行者は家庭で作ることのできる“顔を覆うことのできるもの”の使用を推奨しています。
それを受けてBBCニュースのサイトからは「マスクの作り方(英語)」などが見られますが、マスクをTシャツで作ったり、マスクの中にキッチンペーパーをフィルター替わりに挟んだりと言うアイデアも見られます。

世界的にロックダウンは解除されていきますが、新型コロナウイルスへの対応策(ワクチンや薬など)やそれ自体のことがわからない限りは、マスクは他の国々でも推奨されていくかもしれません。


 旅程がある方もない方も、マスクを手にしていない方はこの機会にぜひ手作りをしてみるのもいいかもしれません(以前の記事で英国でのマスク作りの材料を簡単に言及しています。

[外出規制中の今 - マスク作り]


※注:スコットランドでは公共交通機関や店内での顔を覆うことのできるものの着用を推奨しており、今は義務付けにするか検討中。ウェールズでは現在のところ覆いについては推奨等はされていない。北アイルランドでは、社会的距離が見込めない場所においての覆いの着用を考慮するように言われている。


(参考記事)
BBC News (5 June 2020)
“Coronavirus: Face coverings to be mandatory on public transport”
https://www.bbc.co.uk/news/uk-52927089





2020年06月09日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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