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世界最古の博物館で古代エジプトを見る

世界最古の博物館で古代エジプトを見る
古代エジプトの遺跡
 世界最古の公開博物・美術館としてしられるオックスフォードのアシュモレアン・ミュージアム。同館のエジプト・コーナーが拡張工事を経て再オープンとなったので、さっそく出かけてきました。
エジプト関連の所蔵品は同ミュージアムがオープンした1683年から展示が始まっていましたが、エジプト考古学探検が盛んになった19世紀〜20世紀、特に1880年〜1930年代にかけて多くのコレクションが集まってきたと言われています。現在のアシュモレアンでは、特にエジプト南部ナイル川流域にあった古代エジプト文明のヌビアの遺跡から発掘されたコレクションが人気となっています。

新しいエジプト・コーナーはグリフィス・ギャラリー、ペトリエ・ルーム、チェスター・ルーム、サクラー・ルームの4つのセクションから成っています。グリフィス・ギャラリーではエジプト文明の彫刻や絵、葬儀用品、またヌビア・コレクション、タハルカ王朝の神殿などが展示されています。ペトリエ・ルームは先史のコレクション、チェスター・ルームは宝飾品類、サクラー・ルームでは紀元前2950年から紀元後7世紀にかけた文化の移り変わりなどを展示しています。

同エジプト・コーナーの人気コレクションはミイラたち。ミイラはもちろん本物です。ミイラたちがどのように装飾され棺に納められているのか学ぶことができる興味深い展示もあります。また、スコーピオン・キングのマスクも見逃せません。

これらのコレクションを観ているだけでも、考古学のロマンに見せられてしまいます。遠い古代の時代に思いを馳せると、まるでタイムスリップしてしまったような気分に。アシュモレアン・ミュージアムのエジプト・コーナーにみなさまもぜひ足を運んでみてください。
2012年02月03日(金) written by あっこ from (イギリス)
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