PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201202244331

フィジオセラピー事情

先日、尋常ではない腰痛に襲われ、その治療のためここ数週間ほど「フィジオセラピー(Physio Therapy)」に通っています。
今回は、いわゆる「整形外科」のないイギリスでの治療機関などについて、ご紹介したいと思います。

日本ではひどい腰痛や膝などの痛みがある時、お世話になるのは整形外科ですが、イギリスでは「フィジオセラピー」を受けるのが一般的です。
まず、登録しているGP(ホームドクター)に診てもらうことになりますが、腰痛などの場合にGPがしてくれることと言えば、鎮痛剤を処方してくれるくらい。整形外科医にかかる時にはGPの紹介が必要なため、ここでGPがその必要はナシ、と判断すれば話はそこまでです。

フィジオセラピーの後進国である日本では、フィジオセラピーはまだ耳慣れない言葉ですが、「フィジカル・セラピー(Physical Therapy)」や「理学療法」などとも呼ばれていて、どちらかというと「リハビリテーション医療」としてのイメージが強いようです。

実際のところ、フィジオセラピーはケガや手術後のリハビリやスポーツ障害ケアなどの治療を主な目的にしていますが、一般的な腰痛、肩こり、神経痛などの治療や予防などもしています。

治療方法は大きく分けて、運動療法(治療体操など)と物理療法(マッサージ、温熱療法など)の2種類。私のかかりつけのフィジオは、オリンピックの選手も通っている有名なところだったらしく、1回目の治療から劇的によくなりました。

2回目からは鍼治療が加わり、それにと並行して自宅でできる簡単なエクササイズを教えてくれました。もちろん、GPからも処方してもらった鎮痛薬を飲む必要もあったのですが、フィジオセラピーの成果は大きかったと思います。

フィジオはNHS(国民医療保険)ではカバーされない民間の機関なので、GPからの紹介を受ける必要があります。また、治療費は基本的に全額自己負担で、加入している保険会社の保障対象になっていれば、キャッシュレスでの治療が受けられます。


2012年02月24日(金) written by Miyo from (イギリス)
Comment(0)


イギリス関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。